長期間、孫たちとの関わりがありました。2月末から7月10日まで、ほぼずっと急がしい日々が続きました。特に娘が里帰り出産していましたので、既に忘れてしまった赤子の世話に四苦八苦の毎日でした。ようやく、東京へ送って行ってバトンタッチしてきました。
そんなこんなで畑沢へ行くことも儘ならなかったのですが、御役目から解放されてから初めての畑沢行でした。一番心配だったのが、草が茫々の状態でした。毎年ですと、6月には草刈りをしていました。今年は上記のような訳で、草刈りが遅くなりました。今年も背炙り峠を通れないので、五十沢からスーパー農道を通って畑沢入りです。スーパー農道の終わりで、中畑沢の石仏が迎えてくれました。
その中の巡礼供養塔です。1811年(文化八年)に村人の手で造られて建てられました。素朴で大好きな石仏です。
逆に専門の石工が造った青面金剛です。仁王様のようで迫力満点です。これらの石仏は200年以上も村を守ってきました。
畑沢に着いたとたんに驚いたものを見ました。遂に畑沢でも電気ショッカーが当たり前になっていました。今年になってから、猿が畑の作物に被害を与え始めたというのです。ジャガイモ、サツマイモ、ササゲ、ネギ等々を手当たり次第に荒らしたそうです。猿はもっと前から見かけていましたが、主に夏場は峠だけで、冬は取り残された熟柿に来る程度でした。それが、夏に畑にまで現れるようになりました。恐るべし猿。人間が採れる対抗手段は、電気柵だけです。
肝心の草刈りの証明写真です。草刈り前と草刈り後です。
草刈りをしていても、忙中閑の気持ちを持っています。花と昆虫です。どれも名前が分かりません。
さて、畑沢へ来るときは、背炙り峠を通れませんでしたが、この日(平成30年7月13日)の午後3時から背炙り峠を通れるようになったということでした。県のホームページでは7月20日まで通行止めでした。一週間早く通行止めを解除してくれました。しかし、私は尾花沢と大石田に用事がありましたので、背炙り峠を通ることができませんでした。残念至極なり。
峠頂上からの景色は見応えがあって良かったです。
山形から畑沢へ行くには、尾花沢を廻るよりもかなり距離が短縮されますし、峠の近くには味わい深いものが色々あります。