-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

ちょいと散策のつもりだったのに山頂へ

2021-03-09 15:50:00 | 近況報告

 天気がいい日が続いたので、畑沢へ行く機会を狙っていたのですが、中々、出かけられませんでした。ようやく都合がついて令和3年3月7日(日)に畑沢へ行きました。畑沢は雪が大量に積もったままです。下の写真は実家の前の道路です。ロータリー除雪車が畑に雪を吹き上げて御覧のとおりです。

 

 午後1時ごろから散策開始。雪原を歩きますので、山スキーを使いました。ビンディングは40年以上も前に購入したジルブレッタです。私は当時からゲレンデスキーの道具を購入するときも、5千円以上の物を買いません。単なるケチなのでしょうが、一応、哲学らしき御託を並べていました。

「スキーの選手でもないのに、高価な物で飾っても意味がない。それよりも上手く乗れればいいんじゃないの」。

でも、私の技術は畑沢で遊んだ中学生時代のままでした。

 

 屏沢の奥へ進むと、遠くの尾根に動物が見えました。イノシシかカモシカか。

 

 上の写真を拡大したのが下の写真です。ズームレンズを105mmにしたのですが、この程度にしか写りません。よく見るとカモシカです。カモシカも私に気づいたようですが、雪の上をゆっくりと遠ざかっていきました。

 

 カモシカのいた斜面に登ろうとも思ったのですが、急斜面に見えたので谷を隔てた反対側の斜面に登って眺めることにしました。カモシカが見えた斜面にはカモシカの足跡が至る所にあります。閲覧されている方も目を凝らして御覧ください。

 

しばらく登ったところで、屏沢の奥部が見えてきました。やはり狭くなっていて行くのは困難なようです。雪がない時でさえも行ったことがありません。今年の春こそ行きたいと思います。

 

 この日の散策ではマンサクの花を期待していました。残念ながらまだ固い蕾のままでした。

 

 尾根に到着しました。尾根は大平山方向に伸びていて、このままスキーで進めるような気がしますが、ぐっと堪えて止めました。見える範囲では問題なく進めるでしょうが、その先がどうなっているか分かりません。私の場合は、計画がなくても、成行きでとんでもないことをします。

 

 先ほどのずっと先に見える大平山です。遥か彼方ですが、やっぱり行きたい気持ちはあります。今回、朝の早い時間帯だったら、固い雪の上を難なく進んで頂上まで登り、昼前には戻れたかもしれません。

 

 さて、こちらの山の頂上に着きました。スキーを外して記念写真です。しかし、後で分かったのですが、レンズフードが緩んでいて、視界を妨げていました。でも、貴重な写真でしたので、そのまま掲載しました。

 

 山頂には、先客がいたようです。真新しいカモシカの足跡です。しかも急いで走り去ったようです。

 

 頂上からは色んな方向が見えます。まずは西の方向に葉山です。

 

 真北方向には、最上地区の神室連峰ですが、この写真では見えにくいようです。

 

 次に少し東側に向けると、尾花沢市内の双ツ森(荷鞍山 にぐらやま)と翁山です。この二つの山へ必ず登ろうと思います。

 

 頂上から登ってきた所を下ろうとは思いませんでした。何しろ斜度36度で、逆の方向は斜度8度です。当然、8度を選びました。方向は北です。森を抜けると「東の沢」に出ました。下の写真で、右が下りて来た方向です。雪の上にスキーで滑降した2本の線が見えるはずです。そして左の方向は、細野地区から下ってくる車道です。まるでゲレンデのように滑らかな緩斜面です。このような素晴らしいスキー場があるとは知りませんでした。初心者には最適な場所です。

 

 下り方向も滑らかなスキー場になっています。しかも日陰になっているので、雪面が固く滑りやすい状態です。しかし、山スキーでは踵の固定が不十分なので、ウェーデルンはおろかパラレルターンもできません。不本意ながら、ボーゲンまがいの滑りかたになりました。それでもまあまあ気持ちよい滑りを楽しみました。

 

 東の沢の終点部に黒い筋が現れました。県道29号線から除雪車が途中まで入ったようです。

 

 除雪部分の末端からカンジキの跡が登っています。恐らく猟師の足跡でしょう。

 

 県道に戻って、スキーで通ったコースを振り返りました。三枚の写真をパソコンで繋ぎました。歪んでいますが何とか見ることができます。

 屏沢の奥から雪崩付山(なでつぎやま)の頂上へ登り、東の沢へ下りました。午後1時から4時までの3時間、標高差80mのスキーツアーは終わりました。

 

 

 


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