これが何の魚か分かりますか。ドジョウのようですが、寸詰まりです。ナマズのようですが、何とも弱々しい感じです。
何と50年ぶりに畑沢で確認された「ホトケドショウ」です。元々、畑沢では50年前もマイナーな魚で、めったに人目に触れることはありませんでした。千鳥川の本流ではなく、その支流の沢水に細々と暮らしていました。冷たい水がお好みです。畑沢では「カラスドンジョ」と言ってかなり軽蔑していました。当然、食べたりしていません。
1960年代になると、農薬の影響で全く姿を見ることができなくなっていました。当然、全国でも「絶滅危惧種」です。今や「貴重な魚」扱いです。
ところが、昨年、久しぶりに姿を現しました。しかも大量にです。沢水を田んぼに入れる前に水を温める池の中で繁殖していました。大いに感激しました。「畑沢恐るべし」です。
農薬等でいなくなった魚も、少しずつですが復活してきています。イワナ、アブハヤ(畑沢語ではニガザッコ)、カジカ、ハヤ(畑沢語でヘズギ)です。まだ戻っていない魚は、シマドショウ、アカザ(畑沢語ではアガメロ)、スナヤツメです。
御一緒に千鳥川の復活作業をお願いします。
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