「ゲド戦記」の試写会に行ってきました。
スタジオジブリ作品で、
宮崎駿監督の長男である宮崎吾郎の第1回監督作品。
物語の舞台は、多島海世界“アースシー”。
西海域の果てに住む竜が人間世界である東の海に現れ、
それと同時に、世界ではさまざまな異変が起こり始めた。
災いの源をつきとめる旅に出た大賢人ハイタカ(ゲド)は、
心に闇を持つ少年アレンと出会う。
アレンは国王である父親を刺して国を捨てたのだった。
そして、ハイタカは、
クモという魔法使いが、生死両界の扉を開け、それによって
世界のバランスが崩れつつあることを探り出すのだが。。。
原作は、ファンタジー文学の傑作と
いわれているものだけど、残念ながら私は読んでいない。
パンフの説明を読んで、
大体のあらすじを理解して映画を見た。
前半は、静かに静かに、物語が進み、
後半は、なかなかスリルがあって、ドキドキ。
監督が、絵画のような背景を目指した、
というだけあって、まるで油絵のような素晴らしいできばえ。
空に浮かぶ雲とか、小物、建物など、
しっかりと描かれていて、見所はここかも。。。
ただ、会場には、夏休みとあって、
小さな子供もたくさんいたのだけど、
さて、ストーリーとか、この映画が訴えたいことが
理解できたかどうか・・・?
私としては、美しい歌声の挿入歌と、
リアルで、深みのある背景に満足したんですけどね。