★「いつもの朝に」 今邑彩 読みました。
父親を亡くし、画家である母親と兄弟の3人で暮らす日向家。
成績優秀、スポーツ万能の兄に比べ、
弟は、今ひとつぱっとしない。
そんなある日、
弟は、小さい頃から大切にしていたぬいぐるみの中から、
1枚のメモを発見する。
それは、兄弟にとって、運命を変えてしまう、
驚愕の事実を知る旅への誘いだった。
初めて読む作家さんだったけれど、
読み始めたら止まらなくなってしまい、
気がつくと明け方になってました。
祖祖母との田舎でのほのぼのとした生活や、
本当の父親の恐ろしい過去。。。など、
あれやこれやと、いろんな出来事を盛り込んで、
夢中にさせてくれる。
ホラーだと紹介されていましたが、そんな怖さはなく、
いったい、どうゆうことなの???という、疑問にあふれ、
どんどんのめりこんでいきます。
長い長い物語ですが、あっという間です。
もっと話題になってもいい本だと思うのだけど、
騒がれませんね。。。
私は、みんなに、おすすめしたい気分です。
中高生にも、この兄弟の会話は、
コミックを読む感じて読めるかも。
夏休みの1冊として、いいんじゃないかなぁ。
兄弟愛、家族愛、それらがひしひしと伝わって、
後半は、涙があふれてしまいました。
暑苦しくて、眠れない夜にいかがでしょうか?