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百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

夏の夜に、感動の1冊を。。。

2006年07月30日 | 読書

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★「いつもの朝に」 今邑彩 読みました。

父親を亡くし、画家である母親と兄弟の3人で暮らす日向家。
成績優秀、スポーツ万能の兄に比べ、
弟は、今ひとつぱっとしない。
そんなある日、
弟は、小さい頃から大切にしていたぬいぐるみの中から、
1枚のメモを発見する。
それは、兄弟にとって、運命を変えてしまう、
驚愕の事実を知る旅への誘いだった。

初めて読む作家さんだったけれど、
読み始めたら止まらなくなってしまい
気がつくと明け方になってました。

祖祖母との田舎でのほのぼのとした生活や、
本当の父親の恐ろしい過去。。。など、
あれやこれやと、いろんな出来事を盛り込んで、
夢中にさせてくれる。

ホラーだと紹介されていましたが、そんな怖さはなく、
いったい、どうゆうことなの???という、疑問にあふれ、
どんどんのめりこんでいきます。
長い長い物語ですが、あっという間です。

もっと話題になってもいい本だと思うのだけど、
騒がれませんね。。。
私は、みんなに、おすすめしたい気分です。

中高生にも、この兄弟の会話は、
コミックを読む感じて読めるかも。
夏休みの1冊として、いいんじゃないかなぁ。

兄弟愛、家族愛、それらがひしひしと伝わって、
後半は、涙があふれてしまいました。
暑苦しくて、眠れない夜にいかがでしょうか?

コメント (2)
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