映画「イキガミ」の試写会に行ってきました。
時々こうして試写会に出かけるのですが、
会場の入り口に、いつもより長い行列ができている時は、
たぶん、舞台挨拶があるんだろうな。。。と、ちょっと胸がときめきます。
だって、俳優さんを間近かで見るチャンスですもん。
そして、今回も、監督と、主演の松田翔太と、
成瀬璃子の舞台挨拶がありました。
松田翔太は、とてもお洒落でステキな感じの男の子でした。
「国家反映維持法」により、政府より発行される死亡予告証、
通称、「イキガミ(逝紙)」を受け取った者は、
24時間後に必ず死亡する。。。と決められていた。
命の大切さを知るための、この制度のおかげで、
犯罪や、自殺者が減ったという。。。
全ての国民は、小学校に入学と同時に予防接種を受ける。
その中に1000分の1の確立で、ナノチップが埋め込まれるのである。
そして、選ばれた人間は、18歳から24歳の間に死を宣告される。
厚生保険省の公務員である藤本健吾(松田翔太)の仕事は、
「イキガミ」を配達すること。
しかし、彼は、懸命に生きる人々を目の当たりにして、
次第に、この制度に疑問を持ち始めるのだった。。。
「イキガミ」を受け取った人は、その日1日だけ、
乗り物やレストランでの食事がただになる。
そして、家族には、遺族年金が支払われるというが、
知らせを受けるのは24時間前というのは、厳しい。。。
たった24時間で、気持ちの整理は付かないだろう。。。
別れを告げたい人たちに、思いも伝えられない。。。短すぎる。。。
この映画では、
イキガミを受け取った3人の死を取り上げているのだが、
全ての人の生き様に、こみ上げるものがあり、
音がしそうなくらい、ボタボタと落ちる涙を、
ぬぐいもせずに見入ってしまいました。
人生最後の24時間、自分だったらどう過ごすのか。。。
そんなことを考えながら、余韻にふける帰り道でした。