百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

こんな人形がいたら怖い!

2008年09月27日 | 読書
チックタック 上 (1) (扶桑社ミステリー ク 1-12) (扶桑社ミステリー ク 1-12) チックタック 上 (1) (扶桑社ミステリー ク 1-12) (扶桑社ミステリー ク 1-12)
価格:¥ 720(税込)
発売日:2008-03-28

新聞社を辞め、作家専業になったトミーの門出の夜、

家に帰ると玄関に、手作りらしい人形が置かれていた。
それは、目と口に×印がしてあるだけのシンプルな人形。。。

とりあえず、家に持ち込んだトミーだったが、それが恐怖の始まりだった。

突然、その人形が動き出し、執拗に彼を襲ってくる。
逃げても逃げても追いかけてくる。。。
攻撃しても、びくともしない不死身の人形。。。

怖い顔つきでもなく、シンプルな手作りの人形ゆえに、
それがまた、不気味。。。

なぜ襲われるのか、わからないのも、恐怖を誘うし、
無言の人形が、これまた、怖い。。。

そして、この本が面白いのは、ただ怖いだけでなく、
トミーを助けるウエイトレスの強靭なパワーと、
この2人のコメディタッチの会話が、息抜きになってて、
上下2冊が、あっという間に読めてしまうところ。

旋律のホラー、というだけあって、モチロン背筋がぞぞっ。。。
そして、むふふと笑えたり。。。。
秋の夜長にピッタシの本かも。

私の満足度 ★★★★☆

コメント (2)
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