日本、中国、ベトナムに共通するのは「宴会文化」(韓国は知らないですがたぶん同じでしょう)。
コロナでなくなりましたが、それ以前は、中国、ベトナムなどではよく宴会に招かれることがありました。
同じ東アジア(ベトナムは地理的には東南アジアですが北のメンタリティーは東アジア寄り)なので、日本を含め、やたら酒を勧める点は共通ですが、中国とベトナムでもけっこう違いがあります(身内の宴会の場合は色々だと思いますが)。
中国の宴会はセレモニーらしい「型」があり、招かれた客は、招待側の宴会部長を先頭に、料理店のウエイター・ウエイトレス含め四方から色々なこと言われて、白酒(アルコール度40〜50度の焼酎)をショットでガンガン飲まされるんですが、いい点は、日本のようにだらだらとやらず、1時間半ぐらいでぱっと終わることです。コース料理なので、デザート出たら宴会は終わりです。酔わない(酩酊しててもそう見せない)のがルールというのもいい点です。
ベトナムではベトナム産のウオッカです。客がショットで一気飲みさせられるのは同じですが、ちょっと東南アジアっぽい点は、飲めないといえば、けっこう許してもらえることです。また、飲めない人には、色でわからないので、隣の人がそっと水と入れ替えてくれたりしました。中国ほど型にはまっていないのも東南アジアっぽいです。日本ほどでないですが、酔っ払いもけっこう許容されてるような気がします。以前、南部の村で自家製の米のウオッカ(とんでもないアルコール度)を出されたときは、延々と一気飲みをやり、招待したホストを含めて宴会参加者全員が泥酔して倒れたことがありました。