次世代の運転手・仲間を育てる運転会
会員番号31-117
岸田 弘 様
夏の暑さとJAM参加のため8・9月を休会していた東京郊外の某団体施設のレイアウトでの運転会が10月3日、3カ月振りに開催されました。
今年最後となる草刈では、前日5人の協力者が集まりすっかりきれいになったレイアウトでしたが、この日の参加者は見学者を入れて7人。同日は白馬のエポックさん主催の運転会と重なり参加者が分散したようです。
何時も天候に恵まれる関東支部神話(?)の通り「曇り一時雨」の天気予報が見事外れ、やわらかな秋の日差しの中での運転会となりました。
今月の話題は、加納さんがコッペルの運転台車に組み込んだ電装品。貯炭庫とシートの間に、「距離計、給水ポンプ・尾灯・ブロアーのSWとVR」が整然と並んでいます。特にブロアーはVRで電圧調整できるので最適風量が得られ、短時間での蒸気上げと火床づくりに効果を発揮していました。
▲運転台車電装パネル
もう一つの話題は本掲示板に予告のあった「10月24日の中目黒公園祭りで佐藤猛さんが運行するSL運転のための運転手養成」。
中目黒公園に隣接する家に住む12歳の柴田直人君の特訓です。3年前から毎年会場に現れ目を輝かせている直人君に「そんなに好きなら運転を手伝って…/基本を教えるから」と佐藤さんが声を掛け、この日最終仕上げのために一緒に参加したものです。過去の訓練の成果もあり、きちんと基本を守っての運転ができていました。大きなレイアウトでの長時間運転で「腰が痛い」と言い出したので、最後に運転姿勢を指導して運転手養成は終了。24日の中目黒での運客運転資格が与えられました。
▲OSトラムを楽しむ武田さん
この日はとれいん誌に製作記が連載されている武田さんのOSトラムと岸田の小田急10000系+パワーユニット搭載乗用台車が対面。同じ動力系を使いながら全く違う車両が展開できる楽しみを見せていました。 今回は大レイアウトに少ない参加者。一人ひとりがゆったりと運転を楽しみました。
▲OSトラムと小田急10000系(乗用台車+パワーユニット)の対面
▲ダブルクロスを渡る小田急10000系
そしてお祖母さまと一緒に訪れた小さな男の子。岸田の小田急10000系+乗用台車の運転席に座ってたっぷり運転手気分を味わった後、今度はお母さまを引っ張って来て再訪。この子も直人君も大人になって「ミニ鉄道の次世代の仲間に育つよう」期待しています。
▲運転者気分の小さなお客さま