2012年2月蘇我運転会報告
N700系新幹線の競演となった蘇我運転会
会員番号31-117
岸田 弘
2月の蘇我運転会は5日(日)、千葉市蘇我「花の駅そが」のレイアウトで開催されました。
今年から蘇我運転会は毎月第1日曜日と決めたのですが、1月は1日となったため中止。2月が今年初めての運転会となりました。
朝のミーティングでは、「今年も無事故」をお互いに確認しました。
この日の話題は、OSの新製品N700系の展示・試乗。
美しく塗装された先頭車両と3人乗りの中間車両が披露されました。
行き先表示板や号車表示のシールが雰囲気を盛り上げます。
11.3分の1のフルスケールのため、10分の1の小田急10000系と並ぶと小さく見えますが、全長2405㎜と1306㎜の中間車両のセットで、圧倒的な存在感があります。
中間車両の椅子(屋根)を外すと、バッテリー、電子ホーンが見られます。
コントローラーは中間車両の前部に落とし込んでありますが、ケーブルごと引き出して、最後部から手持ちでコントロールすることもできます。
何といってもN700系は塗装が命。未塗装での発売ですが、ここは塗装をプロに依頼するほうがよいのでは…。
すでに発注済みの石川安夫さんが一番乗りで試乗し、入手後の加工方法を頭に描きながら笑みを浮かべていました。
私も試乗しましたが、中間車両の屋根という着座位置の高さから安定性を心配しましたが、どっした安定感があり、快調な走りが味わえました。
10時の運客開始には、石川進一さんの運転で、早速お客さまにも乗っていただきました。
しかし、運転士を除くと2人しか乗れず、私用には手ごろでも運客用には中間車両の増結をしたいところです。
展示・試乗の横で、OSとは別プロジェクトで進めていた武田理事長のN700系計画、「大量運客のための中間車両『4人乗り3両の全軸・一括コントロール』」の最終試作機の組み立てを完成させ、運客を始めました。
前後に先頭車を従え、運転士を含め12人を乗せて走る様子は、まさに「新幹線」。
しかも後部からのコントロールで先頭の子供は運転士になれるとあって大好評。写真のように、後ろからの姿も「編成列車」を感じさせます。
ということで、この日はN700系の競演となりました。
武田さんはさらに中間車両をOS機と同じようにN700型にする計画のようです。
新幹線に負けじと、SLも頑張ります。
C21改の大石さん。
奥様を乗せて自由走行線を快調に走り抜けていました。
C62の高橋さん。
今日も娘婿のシャリアさんと交代で、真っ白な蒸気を吹き上げながら運転を楽しんでいました。
午後の運客には成田さんのC21も活躍。
新幹線とは違ったSLの魅力でお客さまを楽しませていました。
今日のお客さまは747名。
極寒の2月にも関わらず、多くのお客さまに楽しんでいただきました。
一日の運転会を無事終えて、武田さんのN700系とAB10を囲んで記念写真です。
以上