「JFEちばまつり」で、大奮闘。市民からも大好評!
会員番号31-117
岸田弘
10月の「蘇我運転会」は、27日(日)開催された「JFEスチール㈱東日本製鉄所」等が主催する、「JFEちばまつり」に協賛参加して、ジェフユナイテッドのホームスタジアム「フクダ電子アリーナ」前の広場に仮設線路を敷設した「運転会」となりました。
前日の26日朝、台風27号が関東南岸を通過する激しい雨の中で、八王子市の鶴見さん所有のOS5吋専用レールを「武田さん、吉岡さん、清水さん」の3人でトラックに積み込み、午後、会場で待機していた「石川進一さん、石川剛弘さん、守田さん、武田さん」の4人が、敷設をしてくれました。
そして、27日は台風一過の青空。気温20℃と絶好のお祭り日和。アリーナの周りには、市内の町会みこし21基や、野菜市、ご当地グルメの出店等約100店の屋台が並び、2か所の特設ステージでは、アンパンマンショーやストリートライブが、大音響で音楽を流し、お祭り気分を盛り上げます。
レイアウトは、広場の植え込みの周りを一周する約120mのオーバルコースに約20mの引き込み線。立ち木が視界を遮り、森の脇を通るような心地よいレイアウトが完成していました。雨の中、線路の積込みと敷設をしてくれた皆さんありがとうございました。
8時30分から車両の準備、カラーコーンの配置等を開始。当日参加した11名でのミーティングは、安全運行を確認します。10時からの運転開始予定に、30分前から行列ができ、急きょ9時45分から運転を開始しました。一番乗りは1時間前から準備作業を見つめていた3歳の男の子。N700の先頭に乗って、石川進一さんの運転で笑顔の出発進行です。
乗車場前には、毎月の運転会場「花の駅」から運んだ安全乗車のパネルを設置。これを使って吉岡さん、大島さんが注意を呼びかけます。
蒸気機関車は守田さんのC21。4人乗り3両の乗用車両を引いて、一回2周しながら、子どもたちの笑顔を運びます。乗車を待つ子どもたちは、新幹線と蒸気機関車が交互に走る様子に熱い視線を送ります。
11時30分には、行列が半周以上に伸びたため、1周乗車に変更し、12時15分前からは成田さんが行列の最後尾で「午前中の乗車はここまで…」と声をかけます。
昼食前に全員で写真撮影。早々にお弁当をいただき、午後も15分早めて、運転再開です。
子供の喜ぶ顔を撮りたいと、「撮り鉄?」さんがカメラを向ける、微笑ましい姿も沢山見られました。
12人乗りの客車を引いて連続運転を続けるC21。運転士は大西さん、吉岡さんと交代できるのですが、石炭の消費量が多く、灰落としに2回ほど引き込み線に退避。それでもタフに走り続けます。
15時に運転終了。最後に参加者全員でスタッフ列車を仕立て、運転会成功を祝いました。主に車掌を務めた馬場さん、乗車担当の鈴木さん、大島さん、降車担当の石川剛弘さん、乗客監視の青木さんとお互いに持ち場をローテーションしながら、スムーズな運行に心配りをしました。
線路撤去、車両収納・積込み等の作業も全員参加。石川剛弘さんの3歳の隼くんも、「レールジョイナ、接続金具の回収車両」を押してお手伝いです。
この日の運客は1,260名。抜けるような青空の下、市民に喜んでいただけた運転会が出来ました。ちなみにお祭り参加者は約4万人とのことで、盛大なお祭りの中、ミニ鉄道は大奮闘でした。
翌28日、片道3時間をかけて(次回鶴見さんが運転会をする)桐生大学まで出向き、線路返却にご協力をいただいた石川安夫さん、武田さんありがとうございました。
何よりも開催地が離れているため、下見や主催者との連絡に苦労しながら全体を見事にまとめた、武田理事長に深く感謝します。お・つ・か・れ・さ・ま。