総会で待避線追加を即断即決。
会員番号31-117
岸田 弘
5月の「蘇我運転会」は、ゴールデンウイーク中盤の3日(日)に「花の駅そが」で開催されました。
3月は雨のため2時間で中止。4月も雨で止むのを期待した8名が集まりましたが、止むこと無く中止となったため、しばらくぶりの本格運転会です。
この日は、外気温27℃の夏日となる中、16組18人が参加しました。
夏日の中、笑顔で集合
運客開始前、内周線の自由走行線を巡回していた町さんが、路盤ぎりぎりまで線路がずれているのを発見。みんなで力を合わせ引き戻し、直線200㎜を追加することで修正できることを確認し、追加線路のOSへの発注を決めました。線路は設置当時から仮置きにしていましたが、毎回の運転で、一周130mの線路が少しずつずれ、写真で分かるように、枕木の長さ分も移動し、危険状態になったようです。安全のためにもアンカー固定が必要のようです。
レールのずれの修正確認
修正を終え、定時の10時に運客開始。GWの中盤で沢山のお客さまの来場を予想していましたが、みなさん遠出をしたのか、混雑もなく始発列車が出発しました。
始発列車出発/武田さん
お客さまが少ないことを幸いに、町さんのトーマス列車を本線に投入。4日前の八王子運転会では、トーマス+電動運転車両でしたが、中間にイギリス国鉄マーク3を模した客車を挟み、家族専用車両として運行し、小さなお子さま連れの家族に大人気。トーマス列車の行列が出来ました。何よりもトーマスに乗ったお子さんの緊張気味の顔と家族の笑顔が印象的でした。
トーマス列車は大好評/町さん
牽引のできる5吋の蒸気機関車は大西さんのBR24のみ。このため、終日の運客となりましたが、新幹線を上回る人気で一日中満員です。ハーバーシティのマスコット「ハバ衛門・ハバ花」も手を振って見送ってくれていました。
ハバ衛門・ハバ花も手を振って/大西さん
自由走行線では、西本さんが見事に仕上がった「あき」と「かもめ」のヘッドマークを披露してくれました。1㎜のステンレス板を切り抜き、0.5㎜のステンレス板を裏打ちしたものだそうですが、ステンレス+糸鋸と聞いただけでその意欲と熱意が窺い知れます。
見事仕上がったヘッドマーク/西本さん
ヘッドマークご満悦/西本さん
守田さんの583系は、C21のテンダーと白木の乗用車両を連結した不思議な編成。声をかけると「白木の車両は583系の2両目を計画中」とのこと。次の進展が楽しみです。
次の進展に期待/守田さん
小さな罐のクラウスで、圧力維持に苦戦していた近藤さん。見かねた加納さんが運転すると、小さな機関車が2人を乗せて快走します。「火床をつくること、ブロアーをうまく使うこと」のコツを学びましたと近藤さん。
クラウスの運転のコツを学ぶ/近藤さん
久しぶりの走行に笑顔/青木さん
昼食時にはNPO法人蘇我ミニトレインクラブの総会が開かれ、会計報告や事業報告等を承認後、欠席メンバーから出た「内周線(5吋+3.5吋)に待避線が欲しい」との議案に、急きょ地元の石川(進)さんの自宅から線路を運び込み、テスト敷設をして、ポイントの向きと線路の数を確認し、「即実施とOSへの発注」が決定しました。このチームワークと決断の速さもクラブの自慢です。
昼食をとりながら総会
メンバーの提案を即確認・決定
この日の運客は749名。夏日の中で赤銅色に日焼けした顔が勲章です。