2016年12月「蘇我運転会」報告
JR留萌線 最終運行日のその日に線路拡張!
会員番号31-117
岸田 弘
12月4日(日)に、蘇我「花の駅」で、定例の運転会が行われました。10月の蘇我運転会は22日開催の「ちばまつり」に参加したため、第一日曜日の2日は「自主運営運転会」とし、また11月6日の運転会は中止としたため、3ヶ月振りの定例運転会となりました。
ということで多くの参加者で駐機場は大賑わいです。
久しぶりに大集合
この日はJR北海道の留萌線(留萌-増毛)の最終運行日。JR北海道で続く廃線の話題は寂しい限りですが、蘇我運転会場では、OSから届いた真新しい線路の梱包が解かれ、7.5吋の待避線の延長工事、さらに自由走行線待避線の線路間拡張、本線ポイントの交換工事が運転会開始前に手際よく行われ、益々充実の方向に向かっています。
梱包を解いて7.5吋待避線拡張
内周線・待避線/線路間拡張
久し振りの定例運転会と暖かい日差しに誘われ、市民の方々も続々集まり、武田さんの新幹線N700が定時10分前に駅をスタートします。この新幹線、9月の白馬運転会でトラブルに会い先頭車両が入院中のため、4両編成で走っていましたが、昼過ぎに本線上で3両のバッテリーを一斉交換する際、一両のバッテリーで逆接があったようで、乗用車両一両を外し、乗用車両2両での運客となってしまいました。バッテリー交換や故障診断は必ず待避線に入れ、限られた人で慎重に作業することが必要なようです。
新幹線は災難続き/武田さん(N700)
石川(安)さんのトーマス+EB10、守田さんのトーマス+客車を推進する加納さんのコッペルは幼児に大人気。
蒸気機関車として運客に当たった古橋さんの8620、午後からは成田さんのC21が加わり、お客さまの行列を「新幹線/蒸気機関車/トーマス」の3列に分けての運客としましたが、新幹線のトラブル、蒸気機関車の圧力低下による退避等で乗り場は一時大混乱。「来た列車に順番に乗っていただく」緊急対応に追われる結果となりました。12人乗りの新幹線から2人乗りのトーマスまで、4列車を同じ本線に走らせていたところにトラブルが重なり大変でしたが、お客さまの協力を得て、何とか乗り切りました。
幼児はトーマス①石川(安)さん(EB10)
幼児はトーマス②/加納さん(コッペル)
機関車並走/馬場さん(コッペル)、古橋さん(8620)
今日はC21で/成田さん
自由走行線では、西本さんのC11がデフのステーに小さな「リンゲルマンチャート」を付けて登場。煙突から出る煙の色を4色のチャートと比較し、石炭の節約と黒煙防止に役立てるもののようですが、この親指の先程度の小加工に西本さんの楽しみがあるようです。
「リンゲルマンチャート」を付けて/西本さん(C11)
石川(剛)さんのC62は青空の下、冬の穏やかな日差しを浴びて美しい雄姿を見せていました。
冬の日差しを浴びて/石川(剛)さん(C62)
この日の運客は888人。留萌線の一日当たりの乗客が67人だったことに比べれば、蘇我運転会は大盛会です。