2014年3月「蘇我運転会」報告

2014-03-07 16:53:29 | 投稿記事

強運の運転会もついに中止に。でも…
会員番号31-117
岸田弘

3月2日(日)の蘇我運転会は、「予報は雨でも中止にならない」という関東支部のジンクスが破られ、とうとう中止に…。しかも、2月9日、45年ぶりの大雪で、都心でも積雪27㎝に見舞われた八王子運転会に続いての中止です。しかし、ジンクスを信じるメンバーは、「午前中曇り」の予報に期待して、9時には11組13人が「花の駅そが」レイアウトに集まっていました。

武田さんの車両を覗きこんでいるメンバーの目線の先は、大きな電装ボックス。会報29号で石川安夫さんが発表した「バッテリー充電システム」です。武田さんのN700は、3両の中間車両に2個ずつのバッテリーが搭載され、12軸のOSパワーユニットを連動でコントロールしています。一回分6個、スペアーを入れて10個のバッテリーを「順次自動」で充電する装置です。詳細は会報をご覧いただくとして、「プログラムをコントロールするコンピューター/バッテリー毎への充電電流をON-OFFするパワーリレー/バッテリーへの出力コネクター」等が、中型のコンテナーケースにびっしり詰め込まれたもので、「回路設計は石川さん、実装は武田さんの共同作品」です。何よりも見事に配置された部品と組まれた回路に敬服の目が注がれます。石川さんの最終チェックの後、倉庫内に仮設置され、早速10個のバッテリーへの「順次自動充電」が始まりました。

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複雑な回路に興味津々

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見事な実装に驚く

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作動開始!

9時過ぎに「花の駅そが」管理責任者の久保下さんの判断で「運客は中止/運転は自由」が決まり、雨上りを待つ間、久保下さんの厚意で花の駅レストラン「Yui」で温かいコーヒーをいただきました。話題は「新雪の中をラッセルしながら進むミニSL」。しかし、自宅にレイアウトを持つ石川剛弘さんの体験では、8.4分の一~12分の一のミニSLでは機関車の重量が足りず、雪を押しのけての推進は不能とのこと。

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温かいコーヒーでくつろぐ

しばらく「鉄絶ち」をしていた吉岡さんは、お嬢さんの高校合格で久しぶりの運転会参加となりましたが、「高校生の時、オホーツク海沿岸の冬の興浜北線を撮影旅行し、無人駅で下車した後運休が決まり、戻ってきたラッセル車に乗せてもらい、浜頓別まで無事帰れた」という、貴重な武勇伝を語ってくれました。

その後、たき火で暖を取りながら雨の止むのを待ちますが、結局雨は止まず、「Yui」で昼食。テラス席で集合写真を撮影して解散となりました。

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たき火を囲んで

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昼になっても雨は止まず

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テラス席で集合写真

この日、馬場さんは組み上がったばかりのC62を持参しましたが、車両に積んだままの撮影となりました。
外気温6℃、雨天の中でも交流が深まる運転会(お茶会?)となりました。

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積まれたままのC62


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