この後に思いついた題材を忘れてちょっと嫌な感じだ。
やっぱり記憶は消えてなくなるのだな?私の命と同様に。それを実感する。
さて、陰様文化とは何か?
「お元気ですか?」
「お陰様で」
この発言は日本以外にはありえない。
それは日本の固有文化「陰様文化」のためである。
日本人は素晴らしい。それは自分が今あるのは、自分以外の誰かのおかげで何とか辻褄を合わせて繋がっている。
これを目に見えない人の力として「陰様」と言う、つまりお元気なのは「陰様がいたから」と言う事で「お陰様」が「いてくれるから」と言う事で、
「おかげ」が外国語に無い言葉として根底から根付いているのである。
私は、これこそ「日本力」だと思う。
このお陰様は「影膳」や靴の置き場所で示す姿も意味している。
つまり、いない人を思い遣る心の表れである。
そして「察する」と言う世界に類の無い文化なのだ。
これは「ぶっちぎりで世界遺産に載せたい」のだが「一番分かり難い」ので「多分乗らない」だろう。
こうして色々な日本文化が世界遺産に登録されるが一番載せるべきものが載せられないのだ。
無論ウンコグソが分かるわけもない。
チョンと虫獄が日本と違うのは、陰様を持っているかいないか?の違いだけだ。
僅かだが偉く違う。
困った事にナカナカ分かってもらえない。それを分かっているのがエコの作法に出ている外人だろう。
お陰様の概念は「宗教」のそれと「哲学」のそれの間の微妙な「日本」とそれを愛する人々の間に存在する
淡い概念である。
だがキリスト教やユダヤ教、イスラム教の「簡単明快すぎる教義」とは違う存在と一番違うものがあるのである。
思えば宗教などと大見得を切るものが本当に必要なものではないのである。その間の僅かな宗教と呼べないもの。
それを望むものはいないだろう。だがあると、ふと気がまぎれる。
それが日本だ。
日本の魅力だ。
私は、それに呼ばれて生まれてきたのだろう。
そして、それを子供たちに感じる。
彼らは、存在する、だが存在を知らない人にも役に立つ、
それは日本人、存在しても意味がある、存在していなくても意味がある
世界最強の「陰様」である。
何と、凄い神様がいるのか?取るに足らない影の力を集めて最強にする文化?
なるほど、日本は素晴らしい。