アベノミクスの経済刺激云々を取り上げる向きも多いが、今の景気と言うか産業界の投資意欲は本当に凄く4月に増税で終わるといわれていたのだが、それでも止まらないというのが今の状態である。
だが一番の呼び水となったのは「増税で税金に取られるなら」と言う刺激であったのは間違いない。だから金払いが逆に良く気色悪い事態が続いている。「兎に角四月になるまでに何とか払いを終わらせる」と言う事で1年が過ぎた感じだ。
本当に「世知辛い」のだが「需要が喚起されて歓喜の歌」と言う感じです。まぁ給料は変わらないけどね。
まぁ仕事が決まらないと職場が気が重くて、本当に嫌なんだけどね。それが無いのはいい事です。
でも今後も続くのか?と思う。
毎度そうなのだがウシオ電機の会長さんも言っていたのだけど「自分だけが良いというのは究極的に自分にも不幸を運んできて、その不幸が自分に到達した後では自分の力も無くなって全体的に沈滞する。」と言う倫理的な意味だけではなく、経済の仕組みからしてもそうであり、今の経済的問題は「金」だけである。
何も気候風土が温暖だからと言う事は直接的には無い。それはPM2.5の虫獄やトンスルの嵐のチョングソ以外で環境問題は無い。破滅的には無いのだけど基本的には金を皆が使わないから沈滞するという事で、それなら国が取るぞ!増税で!と言う「やんわりとした脅し」が背中を押しただけなのだろう。
第一ラウンドは景気刺激、特に国内生産設備への投資が刺激された点で100%成功。結構上手く言ったのだろう。その後オリンピック招致は無理かと思っていたが成功して逆にバブルの傾向を強くしている。また円安のインフレで問題である。これはいまだに給与が上がらずに居る人々の状況を悪化させている。
今日の朝日の他人事番組では中小企業の給与は上がらないだろうと言う事をイケシャァシャァとほざいていた。
だが腹が立つ事にそうでしょう。そしてウシオ電機の会長も「状況は良くならない、今の状況が良いと言うのを認めて、それを維持しないといけない」と言うが、それは出来ないでしょう。
維持をすると言う事は今の状況が固定される事で今の権力者の言い分である。
前の日銀総裁白川さんも「日銀の役割は現状維持を基本としている」を連発して叩かれた。それは世論が出来ようと出来まいと変革を望んでいるのである。
私も変革は無理だろうと思っている。だが「進歩しない社会は沈滞し腐敗し活力を無くす」のである。それは戦争を起こすぐらいの問題となる。何らかの我慢すれば何とかなると言う「小さな幸せ」をモデルとして出さないと、ふざけた民族も居る日本では「民族浄化」ぐらいは山の様に出るだろう。その時には正に戦争となるだろう。
私はリーマンショック時ほどの国際協調が言われなくなっている今は今後の国際問題をアメリカもリーダーシップを取らないとなれば、時間的問題で発生するだろう。そしてその問題の発生点は虫姦の可能性が高い。
だがイギリスを中心として分離独立運動が広がり、その関係で色々問題も起こす可能性がある。ウェールズ独立の後でフォークランド問題が復活し、またジブラルタル問題が発生すればイギリスが領土問題で騒ぐ事となる。またこの問題はスペインでも発生するだろう。
思うに分かっている問題で大きな火となる可能性は低い。実際リーマンショックの後にソブリン問題でギリシアが問題となっていたのは誰も思っていなかっただろう。これもユダヤの仕掛けた罠である。
今後同じ様な罠が何処にあるのか?分からない。
毎度問題は強欲から出てくる。そして別の強欲が起きて、その破綻を覆い隠そうとする。思えば1980年代の東欧中南米の貸し込みによるデフォルトから始まっている。30年前から続くバブルの系譜は続いている。
毎度現れた現象が特異なものとマスゴミが捏造するが、全ては繋がっている。一番印象的なものは1990年代にアメリカの中小投資組合を軒並み破綻させた「ジャンクボンド」である。リターンは高いがリスクも高いと言う債券は最終的にほぼ全てがデフォルトとなった。この時代からハイリスクハイリターンがあるものと思い込んでいるようだが、それは竹中平蔵の一番出来の悪い嘘である。
毎度歳を経るにつれ、損失額と、やり方の悪辣さ、平明さに呆れ、その毎度のお先棒担ぎのマスゴミの言い逃れに辟易する。
日本の原発もそうだが、根底から破綻するまで終わらないのだろう。その時には「安全」とどうしても言えない状況となっているだろうなと思う。
それはリーマンショック後の竹中平蔵の「そんなこと誰も分からないでしょう?」と自分の存在意義を根底から否定する発言の様に、騙して何が悪いという態度である。
その無茶に、大人の対応がもう出来ない。世界は優しくも大人しくもない。だから許さない。誰であっても。