歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

第二ロッテワールドタワー。毎度糞みたいな情報しか出てこないので計算しました。

2015年02月05日 20時22分46秒 | 日記

毎度第二ロッテワールドタワーの倒れるか?倒れないのか?と言う問題について何ら突破口が見つからない。

もう2chもアホ臭い寝言ばかりで呆れています。

って事で、計算してみました。

その前に計算根拠となる図面を適当に引いてみました。

こんな感じですか?とりあえず全高から幅を計算しました。

多分こんなもんです。

ちょっとCADらしい雰囲気を出す為に、絵を描いたときの黒背景の奴も乗せます。

今日はやらないけど、曲げモーメントを後で計算するので、斜めの寸法を入れました。

さて、計算といっても単純応力計算でやっています。

密度は2.4t/m3でやっています。

先ず中央構造コンクリートの重量:294289.4t

そして割れたメガ柱:282151.4t(八本分)

それと忘れてはいけない床。

床は第一層:1~42階:109885.775t

第二層:43~87階:63985.775t

第三層:88~108階:20666.67t

合計で、294180.9tです。

先ずメガ柱と中央構造の応力は?と言うと875.75t/m2

となります。

これはJISの目標となるコンクリート強度:36N/mm2=3673.47t/m2となり、

それからすると限界強度の1/4程度しかないので、コンクリートの強度不足で崩壊は垂直力に関しては先ず無いです。

だけどメガ柱が2013年の7月の段階で壊れています。

そこを付くと「やっぱりオカラ?」と思うのですが、まぁよっぽどスッカスカにやっていたのでしょう。

しかし、今の所、第二ロッテワールドタワーがオカラで壊れる事は少ないと思います。

ああ、計算ですが鋼材の強度・重量は適当に計算しておりますし、多めに数値を採っているので、それで何とかなると思っています。

さて、コンクリート強度の問題はOKですが、あの「ニダの斜塔」は「基礎」がスッカスカで駄目でした。

そこで地耐力をベースとした検討をしてみると、これが「大分ヤバイ」です。

地耐力は最低の粘土層に布基礎orベタ基礎でやっても3t/m2です。

これでやると一発でパーです。

完全にズブズブと沈みます。

では?

地耐力は岩盤地層の時、最大で100t/m2、これが最大です。

これに対しては余裕のOKですが、実は50t/m2だとNGです。

これは岩盤地層の最小の地耐力です。

でも、それ以外に資料から60t/m2なる数値があり、それを入れるとギリギリOKです。

ですが第二ロッテワールドタワーの基礎施工は、一回崩れています。

つまり軟弱地盤だろうと推測できます。

また土質改良を「したかもしれない?」ので、それを斟酌しても、基礎施工の頃の写真を見ると「パイル(柱)」を打っていない。

岩盤固定、浮揚基礎としても、パイルが必要なのに、それが無いのです。

まだ楽しい楽しい曲げ応力の計算をしていません。

現時点で第二ロッテワールドタワーの弱みは先ず地耐力が大分弱く、御影石が割れたのも、自然沈下による変形だろうと思われます。

そしてチョングソはオカラコンクリートによるコンクリート強度不足からは脱皮して新たなステージ「スッカスカ基礎問題」を対処するステージとなったのです!

まぁその代償に何か(=第二ロッテワールドタワー的なもの?)が倒れるでしょう。

まぁそんなものです。

あんな所に、あんな高いタワーを作るんです。

そんで言いますけど、図を見ると、大体第二ロッテワールドタワーの構造的弱点は、上図にある断面の側の右上です。

こちらの側に第二ロッテワールドタワーは倒れているのでは?と思います。

何しろ2chなんかも、どの方向に、どの柱が、どう割れて、どう問題があるか?の提示が無い。

それら必要な情報が手に入ると、大体「運命」の大筋が分かります。

今の所、手に入る写真や様々なスペックから推測した「運命」を書きました。

今、気になっているのは86階からの構造の断裂で、そこから上は中央構造のみが重量支持の基本です。

崩壊が進むと、ああ、崩壊するとした場合ですよ。

崩壊が進むと、この辺が先ず先にヘタります。

ここは鉄骨が「未練がましく」配置されていますが、引っ張りと重量以外は全く役に立たず「未練がましい方策」を採っているだけです。

107階以上の鉄骨構造は「ソコソコ評価」できますが、精々「ソコソコ」で、基本的に、それ以下の構造(86階~107階)がスッカスカなのに、上を補強してなんになるんだ!

と言う「突っ込みどころ満載」で、それはそれは楽しい建物です。

基本的に鋼材の意味があるのは、多分メガ柱や中央構造に入っている鉄筋ぐらいで、それ以外の鉄骨構造は「気休め」の最たるものでしょう。

精々床のコンクリート部材に固定して「座屈強度」を上げているだけで、これも「苦肉の策」か「悪あがき」程度のものです。

私は、この鋼材の強度は「意味が無い」としか思えない。

鉄骨屋の私が言うのは、やっぱりビルはコンクリートのものです。と言う当たり前のことを再度実感しました。

またタモリ倶楽部で、コンクリート強度競争を見たい昨今です。