歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

ほんまでっかTVの「中性子治療」への補追、危険度はどの程度?

2016年10月26日 21時54分41秒 | 糞馬鹿文化系大学出が分からない世界

さて「ほんまでっかTV」でやっていたのは、重水素を使った中性子発生装置で脳の癌に食わせたホウ素入の栄養にぶち当てて癌を殺すのである。

この方法は重粒子線やガンマナイフ以上の威力を持っているのだが、問題はどの程度安全なのか?である。

最近開発した装置とやらがあるが、それを見ると昨年サイエンスZEROに出てきた中学生が核融合発生装置をでかくした程度のものである。

中学生の作っていた装置は規模が小さいから良いんだが、今日のテレビに出ていたのは、威力的に一万倍ぐらいありそうだ。

コレはどういう装置だろうか?分かる向きはいるだろうか?

これは電離させた重水素を前後に移動させて、途中で重水素同士をぶつけて核融合させ、その後に出る20MeVの中性子を脳の癌細胞の中のホウ素に当てて、そしてガンマ線やα線などの反応を起こして癌細胞を破壊するのである。

ただ、この中性子は「狙った方向に飛ばない」と言う特性を持っている。つまり中性子はある程度、前後進行している方向に「多めに放出」されるが、それはショットガンを撃っているような適当さを持っている。

ホウ素を中性子を受け入れる材質(ターゲット物質)にしたんだろうが、実は、この中性子を受け止める能力(中性子捕獲面積:バーン)はU238、Pt239が高いのである。

もしマジで、他の方向に飛んでいく中性子を止めたいならU238でボディーを作らないと、ほぼ全周囲に飛んでいく中性子を止めることは不可能である。

実は、あの治療施設には患者しか居らず、遠く離れて技師が動かしている。

何故かというと、危ないからだ。

患者は、ヤバい状態だから、多少体細胞がやられても、脳の癌をぶっ潰そうとしているのである。

因みにサイエンスZEROで出された機械は、中性子を防御するものが何もなく、とても危険な装置ばかりを放送していた。

多分、竹内薫は放射線とか放射性物質を知らないのだろう。