ラスベガスでのいきなりの大量射殺で、この件では嘲賤が基本的にやるもので、何時もそうだった。
2chを見たが、どうもレベルが低すぎる。
アメリカではライセンス3と言うものを持つとマシンガンが購入できる。
確かM-16のGUN誌の記事だったから、アサルトライフルも買えるのだろう。
2chの元自衛官の話を聞くと、どうも6.5mmか5.56mmだろうとの事だ。
まぁそんなものだろうと思う。
アメリカというとM3(12.7mmつまり50口径)を「年一回滅茶苦茶撃つ」と言う「クラブ」がある。
それは対空用のM3の後継タイプだったり、水冷ジャケットを装備した対空用だったりする。
宮崎駿の名探偵ホームズで、出て来るマシンガンはルイス銃で6.5mmのタイプである。
今回20人死に100人が怪我をしたという。
5.56mmの場合、殺傷距離は700m〜900mぐらいで、その範疇での盲撃ちだろう。
さて、2chでは200発連続で撃てなければ駄目だ!とかほざいているが、あれは何も知らない馬鹿のセリフだ。
トミーガンならば、そんなものかも知れないし、イングラムなどのラフなマシンガンも似たようなものだ。
これらは「弾をバラ撒く」為の銃で、殆ど狙った的への命中が期待できない。
だが「ガスオペレーション」のライフルは大分違う。
M3はショートリコイルでやれるが、M249やM60は「ガスオペレーション」なので、300発以上撃てば、銃身加熱、火薬カスが凄く溜るので銃身交換かフィールドストリッピング(戦場解体)で、クリーニングが必要となる。
今回の乱射は200発ぐらいだろう。
M249なら400発パック、M60なら500発パックがある。
M-16タイプならマガジンは20発か30発だろう。
AK-47なら30発のみである。
因みにロシアのAK-47とアメリカのAK-47は違う。
何故か?
ロシアの5.56mm弾は、鉛の量が少ないから、ガスオペレーションの調整が違うのである。
アメリカのオート銃は、ショートリコイルが多いので、弾丸のアンモ(火薬)は瞬間燃焼の量の多い奴が多い。
逆にヨーロッパは小口径の銃が多く、H&Kなどのように精密な銃が多いのでアンモの燃焼は穏やかで量が少なめであるとの事だ。
よく「銃社会」と言うが程度の差こそあれ、EUも似たようなものだし、世界的に「銃」は良くある。
ただ、みんな38口径や9mmパラベラム(38と同じ口径だが弾の形が違う)、357マグナムなどが銃と思い込んでいるようだが、実は違う。
拳銃にしてもライフルにしても22口径が全体の70%ぐらいで、EUでは殆どが30口径より小さいと「図鑑」に書いていた。
アメリカも実際そうで、銃の殆どが22LRである。
これはアメリカの実用上一番多い銃で、この口径のライフルが「自衛用」では一番多いらしい。
子供が間違って撃って死なせるというのは、珍しく口径のデカイ銃の話で、それは「妙なマニア」の話であると言う事を知らない面々が多いようだ。
因みにだが、22口径では頭に当たってもナカナカ死なない。
ロナルド・レーガン大統領を撃ったチャップマン被告の使っていた銃は25口径で、22口径の次の規格だ。
レーガン大統領は腹に二発食らったが、手術後直ぐに笑ってテレビに出た。
またブレイディー報道官も目の上から入り耳の上から弾丸が貫通したが死んでいない。
その程度の威力である。
この間王将の社長が殺されたが、これは22口径か25口径の「セマーリン」と聞いている。
これを、あの慶応の竹田教授が「プロ中のプロ」と言うが、はてさて?と思う。
本気で殺すなら、サイレンサーを使わなくてもロシアの「緑の弾丸」を使えば殆ど音を出さず殺せる。
竹田教授が神道以外に、銃器に詳しいかは疑問だ。
因みに、薬莢には、多くても容量の70%程度しか火薬は入っていない。
また、リボルバーならともかくオートマチックの銃は弾を選ぶ。
火薬もレンズ豆、円筒、円筒1つ穴、円筒複数穴、細長い線の円筒などがあって、サイズが色々ある。
円筒形は大体アサルトライフルなど銃身(バレル)が長い物用で、レンズ豆タイプは高速燃焼タイプである。
コルトガバメントなどに使われる。
まぁ銃社会の話の入り口程度だが、まだまだ触りである。
銃の世界は深くてマニアの世界だ。