実は土手の決壊は或る程度住民の力で対処できるマニュアルを紹介。また意外だろうが、東京は地下水の中に沈んでいる。地圧制限が成されないと、東京の地下は水没する。
私はハードな環境ウォッチャーで、皆の見方とは丸で違う。今回の水害に関しては、台風の力の増加と、一般人の災害への感覚の甘さが出て来た。また高台なら安全ではなくタワーマンションは電気が切れると大変であると言う事を再度確認する事となった。
他方で嘉悦大学の高橋教授は「見事に金をかけた部分と書けない部分の明暗が別れた」と説明するが、実にそうだろう。千曲川の氾濫なども問題場所は或る程度推測はされていたが、それをやろうと言う動機が痴呆自身に少なかったのだろう。
最近、加藤清正の熊本の治水をNHKが見せていたが、事ほど左様に治水初音なる問題で、まぁ馬鹿野盗政権で馬鹿が増したのである。
皆天井川とか堤防とか言うのだが、この建築は「ブシネスクの方程式」なるものが基本となって対地圧を設定している。また昔の名作ドラマの「岸辺のアルバム」でも堤防崩壊があったが、堤防は上から壊れない。大体、真ん中ぐらいから水が溢れて其処から壊れるのである。この防衛方法をNHKの特選科学映画にあったのを知っている。
今回、ちょっと調査したら動画はなかったが「一般財団法人北海道河川財団ー水防工法テキスト」http://www.ricgis.org/ricdata/suibou/index.htmlにては、極めて詳細に崩壊前の土手や堤の崩壊を抑える方法が提示されていた。土手や堤は決壊すれば終わりだが、幾らかの方法に依って防衛する方法がある事を村の古老も忘れているようである。
このホームページは、片付けが終わり土手の整備が終わった後、実物モデルを工業試験場で作り、流水実験で決壊しやすい場所を探す努力とその状況を住民に見せることは重要であろう。
だが、今となっては少なくなった消防団や村の若い衆が集まるだけで、件の防水工法によって堤防が守られるのである。
さて1990年代東京の菅平駅は、完成直後水没した。これは10ヶ月の長い間の処理が行われてきて開通に漕ぎ着けたが、実は、渋谷駅の改修などの工事で問題となっているのは地下水位の問題である。
毎度言うが東京の地下水の推移は−2m程度である。降雨の水は巨大排水口から出て行くので問題はないが、問題は、水脈に載った地下構造物のコンクリート崩壊である。
福岡の天神でバカ土建屋が大穴を開けたが、東京では水没が待っている。
この事は毎度言うが周知徹底されていない。だが、確実に水没し、大量の被害は出る可能性がある。
大体科学を知らない糞馬鹿文化系大学出が馬鹿面を晒している社会だが、問題の発生は科学的に馬鹿を先にぶち殺す。
大深度地下が単なる「文字敵表現」ではなく、その先には「水没を含む構造物崩壊」の可能性もあるのである。
1992年の大水害で博多の地下街にある蕎麦屋の女店主が溺死したのは、相当な驚きだったが、東京の地下街は天神ごときとはレベルが違う。
今回の度重なる水害もそうだったが、何時見切って逃げ出すか?は、大きな設備担当のレベルから行わないと、アレ自身が巨大構造体である。こちらの大損害も、復旧は相当に手間とカネがかかる。