歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

小説:あの事件を忘れさせない!「京都アニメーションの33柱の魂が逝った、あまりに愚劣過ぎる真実」⑥蜘蛛の様に人から嫌われても人間の為に戦う者達。

2019年08月11日 13時49分15秒 | チョン予測された滅亡

1−6)空虚な捜査本部
国家公安委員会は、2つの方向性で動いていた。
糞舐めか!と思えるような火病の46歳の役立たずの「ニート」の単独説をすすめるように動いている。それは実に順当であり、極めて普通の事だった。誰も、疑いはしない。
だが公安委員長:山本順三は違っていた。
1)セキュリティーを切って貰うなんて、普通ない。
2)電話ではNHKの来訪を10:30前後と10:20頃に連絡が入る。
3)10:30に犯人強襲
4)NHK局員は11:00頃に到着:事件を知る。
また、
1)犯人はどうしてガソリンを携行缶に入れられたのか?最近では普通のガソリンスタンドでは給油させて貰えない。
2)現場下見にも強襲時の装備一式を携えての行動である。
3)2)は宿泊する上でも目立つ。
マスゴミが「念入りな下見」は逆に言えば「犯人の姿見せ」のようなものである。
一応、順当な手順は踏んで貰おう。進捗を…、そうNHKは監視する義務があるからな…。
ふと山本委員長は鼻先で笑った。
東京にある公安の会議室でもうひとつの捜査本部は、すでに開いていた。当然京都の「捜査本部」の情報は来るが、
「クソみたいな情報ですね」
「証拠が残らない、水物に油物ですか?クソに知恵付けてどーすんですかね?」
「流行ってますよ!火を付けてやる、ガソリン蒔いてやるってね。軽急便の時は、そうでもなかったが…。」
と次々と苦言が呈された。そんな中山本委員長は、
「…っフン!現住建築物放火が無期、多分に死刑ってしらせれば馬鹿も収まるさ。どうせ腰抜けの馬鹿だ…。」
禁煙ではない、公安の会議室では、吸い放題で、その辺の息苦しさは無い。
「しかし、誰か共謀者が居た可能性を委員長は指摘されるわけですね…。」
新任の管理官片桐が、口火を切る。
「なぁんも、かぁんも出来過ぎでね…。大体マスゴミが被害者イジメで引っ張れる内容だろう?大体若い人間の意向をマスゴミが忖度するかぁ〜?つまり、この報道圧殺は都合の悪い事件を早々に記憶から消そうとしているとも思える…。連中が、そんなにヒューマニストか?」
会議室は失笑で溢れた。
「…っで片桐くん、着任早々で悪いが、京都でウチの捜査員と一緒に当たってくれ…。」
「ハイ!」
片桐は上級官僚として入り、一応、転勤二回で警部の階級となっている。警部以上が管理職務となり、犯罪立件が法的に可能となる。
「京都からは田所って50前後のおっさんだが、近頃、良い情報屋を手に入れたみたいで手柄を上げている。その情報力ってのをウチも手にしたい…。その辺の目利きも任せる。」
「ハッ」
「残りは、チョンの中の噂を探れ、それと犯人の動向も、本部の操作方針以外の流れを洗え」

片桐は、その足で新幹線に載った。
「所詮、新入りは邪魔か…。」
どうせ京都の道案内をして貰う刑事に色々なしきたりを教わるんだろうと思っていた。
だが、それは違っていた。
新幹線を降りて、改札を通ると、先に、まぁ冴えない格好の初老の男が見えた。
「田所です。多少の大阪弁は御勘弁を…。」
「片桐か…」
それを田所が遮る。
「話は二人っきりの所で…。まぁ今の時代でしょうかぁ〜?どんな会社も、どんな部署も、口外無用の秘密事項が色々多なりましてなぁ〜。」
一応背広にコートで、刑事でも、中小企業の営業でも通る格好である。
「ほな…、行きましょかぁ〜、打ち合わせに絶好の場所がありますねん…」
「は…、はい…」
田所は電車に向かった。
電車の中で田所は片桐へ向けて話しだした。
「最近、ワテ…、そうじゃない私…、ナカナカ成績良ぅおましてな…、理由は今日見せる下請けの連中でしてな…、下請け言うてもITバリバリでしてな…、まぁ会社の特別経費で雇っている、使い捨ての筈だったんですが、この5Gぃ?ってんですか?その流れがあって、色々手口教えてもらいましてな…。
そう言うと、或る駅で降りて、直ぐ路地裏に雪崩込んだ。
「いかにも大阪って感じですね…」
「うらぶれ方が、相当でっしゃろ?でも、ずーと、こうですねん…。ああ、そこや、そこに入りましょう」
それは、路地裏に良くある居酒屋風の店だった。
「おっちゃん!二人や!例の部屋やけど…、ええか!」
痩せぎすの70程度の職人風の店主は、薄く微笑み
「お先さんがお付ですぅ〜」
「そうか…、あの髪の長い豚か?」
おっちゃんは多少笑みを増して首を縦に振った。
「ぶた?」
「まぁ多少部屋を暑っ苦しくしますが、まぁ悪い奴やおまへん…。」
そう言いながら田所は引き戸を開いた。
中には、畳敷きの6畳間にちゃぶ台があり、窓や押し入れはない。部屋の隅には黒電話がある。
田所を見つけた長髪の豚は、
「ああ、田所さん!この方は?」
「ああ、東京からの偉いさんや、名前は勘弁しとってな…」
そう言われると長髪の豚は、礼儀正しく
「私は、田所さんに面倒を見て貰っている仲村言います…。まぁ34歳の仕事しとるけど、一応、周囲にはニートと言うことにしとります。」
そう言ってお辞儀をした。
彼は「ヲタク」には有りがちなデカイ肩掛けカバンを取り出すと、中から資料やPCを引っ張りだした。
「先ずは状況報告です」
長髪の豚とは思えない用意の良さだった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿