毎度馬鹿の一つ覚えのように「萬葉集」と言う「天皇」も「平民」も隔てない勅撰和歌集が、最初の日本文化であると言っても良い。
この文化は平安時代やや弱くはなるが、それでも田楽踊りや鳥獣戯画(まぁ平安だけど)が出てきて、雅楽の雅さを入れた「お能」が出てきて、また、相撲は身分を考慮しない「剛力」ただ一つだけで取り立てるものである。
この様に「絶対に底辺から逃れられない」と言う他の国にはよくある事だが、日本では、殆ど無い。
まぁ吉原とかは、かなり難しいが。
そして「好きこそものの上手なれ」と「B級」を卑しめない度量の広さが、結実したのがクール・ジャパン(サブ・カルチャー)なのだろう。
挙句に、日本の本道の文化「絵画」「劇」「像」「建築」「工芸品」「服」「花」「茶」「香」などなど、今まで「野蛮人の一種」と思っていた日本が、こんなに重層的な、かつ、独自の文化系列を作ってきた事を今更になって気づいたのである。
私は「和風総本家」を政府のテキストとして日本文化説明の道具として使うべきだろうし、JapanologyやGreatGearなどもである。
また、異様に「子供文化」を大切にする稀有な文化である。
その子供文化の発展で、またしっかりとした文化を作り上げる。
例えば、こけしや、さるぼぼ、デンデン太鼓、けん玉、などなど、凄まじいものである。
しかし、これも二回目で印象派の人達を介して、ジャポネスクはフランスで盛り上がった。
それからすれば、150年ぐらいぶりに「成長した日本」は「もっと凄かった」とわかったのである。
彼らは、我々が70年ぐらいかけて「超貧相」から盛り上げてきた文化を今の時点で10年程度で楽しんでいる。
それと日本のオタク文化と言うか、民族問題がないから、個性の部分で繋がる文化が強く(チョン・虫獄を除いてね)、それは「ガングロ」などの好き好んで黒くなる女の子なんぞは、黒人の大ウケで、また居場所は貧相な居場所ながら、しっかり楽しめる、ハマる場所があるのだ。
カッコ良くなくていいし、カッコ良くなればいいし、心に鍵をかけない世界があるのは「日本のカルチャー」だけだったのである。
ただ、まだ甘いね…。
ますむらひろし、日野日出志、諸星大二郎、星野之宣、御厨さと美、つげ義春、つのだじろう、千のナイフ、などなど「ディープ」な漫画があるし、日本の「古いエロ漫画」も、相当に良い。
とくに笠間しろうのエロ漫画は、もう、日本の女と結婚したがるフランスとかの男が山と出てくるだろう。
もう、外人呼びたいね。
案内したいね。
でも、ベースがいいからもっといいものを着せたいね。
コスプレが、まぁハリボテなのが、少々、ベースが綺麗だから、それに相応しいのを作って着せたいね。
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