館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

今月の僕の新譜・その1(07・2)。

2007-02-05 07:30:53 | お勧めCD/LPなど


★「ウィ・シャル・オーヴァーカム:ザ・シーガー・セッションズ」(DVD付)
  SONY・SICP1080~1

2006年・ブルース スプリングスティーンの新譜である。

98年のピートのトリビュートアルバム(「花はどこへ行った~ソング・オブ・ピート・シーガー」)での録音で(彼はウイ シャル オーバーカムを歌っている)ピートとアメリカンフォークを再認識したらしい。

曰く
「それらの曲にすごくのめりこんだ。(僕のフォーク音楽についての考えを)変えてしまうとても強い力を持っていた。アメリカの歴史全体にわたる時期からの物語が聞こえてきた。・・中略・・そして歌い継がれなければならない或るものを感じたね。」
ということで、このアルバムになったらしい。

彼の出発点と重なる物語性とメッセージ性に、確かに溢れている。
セッションの顔ぶれは、いつもの彼のアルバムとはかなり、異なるメンバーであるが、上手い。
ホーンやブラスのなかなかである。台風とその水害でメチャメチャなニューオリンズのデキシィーフレーバーは、彼の、この地へのメッセージ(激励)であると思う。
ロッカーである彼のストレートな歌唱も秀逸。

お勧めである。聴いて欲しい。すぐ買いなさい!

以下、僕の大好きな、ピートの愛唱なる歌が続く。

1. オールド・ダン・タッカー
2. ジェシー・ジェイムズ
3. ミセズ・マクグラス
4. オー、メアリー・ドント・ユー・ウィープ
5. ジョン・ヘンリー
6. エリー・カナル
7. ジェイコブズ・ラダー
8. マイ・オクラホマ・ホーム
9. アイズ・オン・ザ・プライズ
10. シェナンドー
11. ペイ・ミー・マイ・マネー・ダウン
12. ウィ・シャル・オーヴァーカム
13. フロギー・ウェント・ア・コーティン

★「THANKS FOR BRINGING LOVE AROUND AGAIN」
 ビクター・VICP-62132

大御所レイ・チャールズのひさびさのスタジオ録音盤だそうだ。プロデュースはビリー・オズボーン。日本盤にはボーナス・トラックとしてサザンオールスターズの「いとしのエリー」のカヴァーを収録。

1. ホワット・アイド・セイ
2. キャン・ユー・ラヴ・ミー・ライク・ザット
3. ハウ・ディド・ユー・フィール・ザ・モーニング・アフター
4. アイ・ラヴ・ユー・モア・ザン・アイ・エヴァー・ハヴ
5. リアリー・ゴット・ア・ホールド・オン・ミー
6. サンクス・フォー・ブリンギング・ラヴ・アラウンド・アゲイン
7. セイヴ・ユア・ラヴィン・ジャスト・フォー・ミー
8. アイ・ジャスト・キャント・ゲット・イナフ・オブ・ユー
9. アンサンブル
10. ニュー・オリンズ
11. ミスター・クレオール
12. マザー
13. エリー・マイ・ラヴ~いとしのエリー

など、自身のセルフカバーなど多し。
まあ。僕は「いとしのエリー」が欲しくて購入。ナニ?遅れてる?ほっといてね!

しかし、甘く・軽く・ポップである。正直、もっとゴリゴリな、シャウトなレイが僕は好きである。映画「レイ」のブルースには遠くおよばんな!

あまり、お勧めではない。

いとしの~だけは、やっぱりいいっす。



コメント (4)
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