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1972年に西海岸でB・バーライン、R・ブッシュ、K・ワーツの3人がカントリー・ガゼットの始動に向けて動き出す。バンジョー奏者のアラン・マンデをメンバーに迎えて4人組となった彼らはユナイテッド・アーティスツとの契約を得て、ようやくデビュー・アルバム『A Trailor In Our Midst』を発表する。その音楽性は都会派ブルーグラスと呼ぶべきもので、すでに「ソリッド」なブルーグラスが、若者に受け入れられず、廃れ始めた時期である。
若い彼らは十分にロックの洗礼も受け、新しいものを作ろうとする意欲にあふれていた。
続く『Don't Give Up Your Day Job』では一部の曲にドラムとエレキ・ベースを導入。しかし、時代が既にブルーグラスを求めてはいなかったのか、セールスではまったく成功しなかった。
この為、1975年にはバーラインがグループを脱退、カントリー・ガゼットはその後アラン・マンデを中心にメンバー交代を繰り返しながら、前2作とは違った、同名異質のチームとして、足跡を残すのである。R・ホワイト J・カーなどのメンバーが加わった、この時期、実は僕は、このほうが好きである。
爽快な西海岸のCSN&Yのもたらしたハーモニーとテンポ良いブルーグラス・グルーヴが身上である。
そして、音が「やさしい」のである。
マンデの時々もつれるバンジョーもかわいい。
ローランドって、この辺りから「音数が少なくなって」リリカルになるのだ。
アルバムは僕は多く持っていない。
でもさ、時々、無性に聞きたくなる、そんなグループである。
大胆なロックのリズムを取り入れて「ニューグラスリバイバル」が登場。
JAZZを取り入れて、「ドーグミュージック」が出現。
ブルーグラスの新しい実験が始まる時代である。
今それらを聴くと、肩が凝ったり、気が抜けなかったりする。
ここ、ガゼットはさ、今でも癒されるで。
時々、如何ですか?ブルーグラス ファンの皆様。