館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

「アメリカーナ」ニールヤング&クレイジーホース 今月の僕の新譜その1(12・10)。

2012-10-13 05:56:06 | お勧めCD/LPなど
大増税の始まった2012の10月。

2012年を見ても、住民税の年少扶養控除の廃止、厚生年金保険料の引き上げ。石油石炭税も上がっている。さらに2013年1月から、東日本大震災の「復興特別所得税」が導入され25年間にわたって続く。

そして消費税増税だ。皆、庶民に広く網をかけて、一網打尽ってやつだ。年間、何十万も増税されて・・・おとなしい国民。

原発の住民投票条例も、驚くほどの数の署名が集まって、知事が賛成意見をつけても、議会が否決する。いかに、民主主義が踏みにじられるか・・・!

知らないのか、知ろうとしないのか?こんな事態に、暴動も起きないこの国の、我慢強い国民は、絶望的だと、酒が増える我であった・・・


さて、気を取り直して、土曜は音楽だ。こんな時は、ロックだぜ!!





★「アメリカーナ」・ニールヤング。

こいつには、「やられた~~~」って感じ?

2012年6月のニールの新譜だ!



ニール・ヤング&クレイジー・ホースにとって9年ぶりのアルバムとなる。

ちなみに、クレイジー・ホースのメンバーは、ビリー・タルボット、ラルフ・モリーナ、ポンチョ・サンペドロ。

なんと!本作は、アメリカのフォークソングの名曲を集めた作品なのだが・・・・。

有名な「Tom Dola」や「Oh Susannah」などトラッドから、フォークの父、ウッディーガスリーの「This Land Is Your Land」などなどである。




ニールがどう、こんな有名どころをどう歌う?

しかも、アコでなく、クレイジーホースと?

モノクロに、ある意味淡々と、爆音とともに、物語であったこれらフォークを、そのフォークが持っていた「毒」を見事に顕在化させて、しまったのであった。

やられた!のだった。

未だ解けぬ人種差別・新たな格差・・99%のアメリカの深い傷に、かさぶたを剥ぎ取る如く、歌っていると・・・僕には聞こえたのだった。

聞くべし!このアルバム!

OH!スザンナにGO!だ!
コメント (6)
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