シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

6月30日 海をてくてく

2007年07月02日 | 釣り
6月30日 海をてくてく

 29日天気予報、日本海側、明日は波1m後2m。風の向きは西から次第に北に変わる。和歌山は終始1m。迷っていたが最近は和歌山でのアオリに対する自信喪失、日本海でのアコウ好調から、早上がりを想定しながら日本海へ。魚探や車載の不具合も解決して万全。
 現地8時出航。雨上がり直後。海上北西風強し。いつものポイントは北西風の通り道を30分横断する必要がある。午前中はうさぎが飛ぶ直前の状態。ポイント周辺は風裏も選べるが、帰りは風の通り道を横断する必要がある。
 風裏になる半島東側で時間つぶし的に釣りを始めるが、岩礁が浅く、ベラの猛襲。途中ポイントまで行けそうな気がして、3回直前まで行くが、後2mの言葉が頭に浮かんでは引き返す。ここで10時。渡船が磯の釣り客を回収している。沖は大荒れ。
 このまま風裏の半島東側を、先端まで探っていくことに決定。風が北に変わった時点で、即撤収と決めておく。潮が沖向き、風が岸向き。スパンカーとパラアンカーの使い方しだいで、大体の位置をキープするのに体力を使わない。2年ほど前に釣りをしたエリアだが、良さそうな割にはダメだったので、期待薄。でも昔と今では釣り方が違う。天下の宝刀、サバのグリグリガチャン。魚探で確認するも中層の反応や、水深50m前後の岩礁帯に遭遇しない。結局浅いところでガシラ1ベラ2のペース。餌の消耗が激しい。だんだんと気分は撤収モード。
 12cmほどのアジがスレで掛かる。餌が皮だけになると、いろんな魚がアタックしてくる。まさしく「これ使えよ」と海の神様がくれたようなもの。サバの代わりに海底へ。強い向かい風の中、パラアンカーで30m程の平坦な底をじりじりと流す。
 すぐに「ガツガツ」としたアタリ。少し送ってジワリと持ち上げる。ズッシリと来た。45cmのアコウでも平気でリフトできたドラグ設定で、ハンドルだけ空回り状態。絶対にシイラを除いて過去最大を大きく更新するサイズ。糸が出るほど走らないので青物ではない。少しドラグを強めてじりじり浮かす。まさしくメイクドラマ。大物仕留めて早上がり。今晩は山歩きの会の寄り合いがある。「いやあ、こんなもんですわ」と、皆にふるまって、カヤックで釣りをする変わり者から、デキル人に代わる自分が頭に浮かぶ。
 がしかし、残り10mほどでテンションが抜ける。反転か何かの際に、フロロ4号が歯かエラに掛かったようだ。それとも少し送ったのがいけなかったのか・・。6号フロロも持っているが、直前で変えることもしなかった。こっちのほうのメイクドラマかい。
 久しぶりに熱くなった。ジギングに精をだす。確かこの辺だよなという周辺を繰り返し攻める。餌でも試す。1月ほど前、穴に入って糸を切ったガシラが1分もしない内に、もう一度掛かったことがある。針が2つとサバ切り身が2切れで口いっぱいになっていた。相手の正体は不明だが、針が口に掛かった状態で、次の獲物を襲うことは充分考えられる。
 昼過ぎから3時間ほど、その周辺であれこれやって時間いっぱいの16時に撤収。
ガシラ11。ベラリリース多数。
 次回、少しダメな時は、まずサビキでアジをキープしようっと。でも実は今回も、サビキと塩ビパイプで作ったベイトタンクは搭載していた。海上でモノに不足はなかったが、起用する頭がなかった。2年前は小アジ至上主義だったが最近のサバ新興宗教が邪魔をした。
 朝から一日濡れっぱなしで乾くことがなかった。水分補給も1リッター止まり。温泉が脳裏に浮かぶも夜の寄り合いの為、着替えだけで高速道路へ。