箸を入れると、「ぽっ」と蒸気が上がり、ホクホクの艶やかな真っ白な身。
身に殆ど味がしみていません。
身が醤油で染まっていなくても、皮についた味で十分。
少し足りないと汁にチョンとタッチすれば良いのです。
煮付けでなく、泡蒸しといったほうが正解かも知れません。
この方法だと、カサゴ、メバル、チビアコウ、チビハタ、ホウボウ。
すべてが同じ強い砂糖醤油味に染まらないので、根魚イロイロの、素の味比べが可能となるわけです。
この方法だと、魚種別より、個体差、特に〆た〆なかったかの差のほうが、大きく感じられると思います。
水圧変化で浮いてしまって潜らないカサゴ。
カモメやトビにくれてやったと書くと語弊があると思って、半分はリリースと表現している人が多いが、キープしている魚はしっかり目が飛び出ている。
めんどくさいけど、しっかり〆て、美味しく頂きましょう。
そう言いつつ、トビが水面のベラやチビカサゴをかっさらう動画を撮るつもりでいます。
根魚は釣るといなくなるから、よりデカイ魚を釣れっておっしゃる人がいる。
でも、それは乗ってる遊猟船がガンガン燃料たいて、高速、広範囲に魚を追うから出来ること。
カヤックでは、それは無理。
で、根魚中心になる。
でも、年数回訪れて、水深50m前後の根に命中させて根魚根だやしも、やってみるとわかるけど、それも無理。
定位できても潮が止まって喰わない、ベラの猛攻、風で定位できない、などなど。
往復で4時間以上、高速走ってCO2撒き散らして、カヤックが自然に優しいなんて言う気もないし・・。
「はんぱだねぇ。」と思う、自分の存在でありました。