本日風強し。
家にいても苦にならない家族を、家にいるのが嫌なおやじが巻き込む。
家族に迷惑な、おやじサービス第二弾。
歩きと電車で大阪自然史博物館の特設展示に行く。
特別展示は毎年、ある視点をもって少し突っ込んだ研究成果についてまとめているので、大人でもそれなりに面白いのであります。
今回は、恐竜の成長過程を追った最新の見識について。
トリケラトプス。
上の子供から、下の成長しきるまで。
鼻の角のあるなし、二本角の前向き・上向き、フリルの穴のあるなし等、最近まで別種とみられていたものは、実は同じ種の成長過程とのこと。
成長するとフリルに穴・・・。
フリルでがっちり防御しながら、勇ましくティラノザウルスに角を突き立てているイメージとは違うらしいのですが・・・。
ティラノザウルス。
オチビは肉を引き裂く歯で捕食者らしいけど、成長すると歯の数が減って先が丸まって太くなり、骨を砕くのに適した歯になるんだと。
絶対数が捕食者としては多すぎるらしく、ハンターは別の種類の恐竜で、ティラノは成長するともっぱらスカベンジャーでないか、とのこと。 サバンナにおけるハイエナや禿鷹の類。
また、ティラノの筋肉比を鶏に充てるとろくに走れないし、太ももの骨とすねの骨の長さの比も、スプリンターにしてはすねが短すぎて、走るより長距離歩くのに適してるんだとか・・・。
CGでは、草食恐竜を追いかけても、バランス崩して顎からぶざまに転倒したり、近寄っても他の恐竜が逃げないという悲しいティラノの姿が描かれてました。
映画でジープを追い詰めるあのシーンのイメージ、壊さないでほしいところ。
パキケファロサウルス。
小さいころはトゲだらけ、成長するとつんつるてんの石頭。
構造的に頭突きはできないとか・・・。
抵抗してジープにドカンッとやるシーン、ほんとはないそうです・・。
パキリノサウルス。
大人になると低周波で象みたいに何キロも先に声が届くとか。 子供はピーピー。
これだけは納得。
本物の化石もありました。
映画はCGだから何でもできる。
行動研究は、今の生き物の体の筋肉や骨の構造比をベースに研究するので、なかなかの説得力であります・・・。
でも、良い意味で、期待を裏切ってほしいと思う、お勉強会でありました。
大阪工大で、ロボカップという自律式ロボットがサッカーで戦う競技があり、地下鉄でそちらに梯子する予定でしたが、家族はだるいとのこと。
確かにさくさく山と、だらだら展示とは脚の疲れが違うし、ここで一人別行動も考え物。
長居公園散策と天王寺グルメに切り替える。
手を叩くと、コイより機敏に赤耳ガメが寄ってくる。
どんくさそうでも、結構すぱしっこいんだけどね。
天王寺で、オムライスと言えば、北極星。
トマトソース、もっと酸っぱいと思いましたが、とっても優しい味。
本日13000歩、8kmのてくてくでした。