夫の介護が終わり、1人になったイーディ。娘から施設に入ることを勧められ、人生の終わりを悟る。しかし、心にやり残した後悔が一つ。スコットランド・スイルベン山。イーディは衝動的に、夜行列車へ飛び乗っていた。
多分、皆さんが思ってる以上におばあちゃんですw
そんなおばあちゃんが二つの山頂を持つ名峰、スイルベン山へ。
最初はけっこう悲壮感が漂ってます。
おばあちゃんもさることながら、娘もしっかりおばちゃん。
それがひしひしと現実を打ち付けてくる。
それでも山へ、希望を見出だすために挑みます。
主演のハンコックさんは1933年生まれ。
2017年公開時でほぼ同い年。まさにぶっつけ体当たりの演技。
同い年だから嘘偽りなし。ただ、良い年の取り方をしてるというか。
俺みたいな若僧が生意気言えませんが。純粋な笑顔と瞳が印象的。
麓の大自然と相まってか、どこか神秘的ですらある。
そして、それに付随するテーマ。ネバートゥレイト。
人生は一度きり。遅すぎることはない。
よく聞くセリフだが、本当にその意味を理解しているのか。
見た人に考えさせる作品になってると思う。
ただ、それにしてもラストがちょっと気に食わないけどw
山登って大団円だが、実は何も解決してないという。
娘の関係もそうだが、ジョニーも彼女にフラれちゃったよね。
かわいそw 山登ったくらいじゃ問題は何も解決しない。
それでも、下りた時に何か変わってるかもしれない。
年齢や境遇ではなく、自分がやりたいこと。チャレンジすること。
その大切さを教えてくれる作品。所詮は綺麗事かもしれないが。
現実を、諦める理由にするのか。
全て現実に沿えばいいってもんじゃない。
では、また。