おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

コールドスキンについて、そのLa pell freda

2023-07-11 00:22:00 | モンスター映画

 1914年、南極の孤島。1人の青年が観測員として赴任。
 しかし、その孤島には想像を絶する秘密が隠されていた。

 スペイン人作家アルバートサンチェスピニョル氏が2002年に発表した小説原作。フランススペイン合作のSFホラー作品。
 予告のインパクトが強いですが、ただのモンスターやクリーチャー映画ではない。

 シェイプオブウォーターみたいな。見応えあって面白かったです。
 逆にモンスター的な、バトルや恐さを求めてる人は拍子抜けするかも。

 ちょっとサスペンスとか、ヒューマンに近い話だからね。
 まぁ、そこら辺、ジャンルの間を取った雰囲気作り。上手いです。

 上手くて最後まで飽きずに見れた。
 ただ、終わり方がヌルッとして微妙だった。

 結局、魚人とは和解したってことなんかね?
 まぁ、曖昧なラストだが、それも気にならないくらいには完成度も高いし、文句は言いっこなしだな。

 オススメです。では、また。




 PS.

 500記事達成~。7年で500か。
 1000突破はいつになるやら。


人狼村について、その史上最悪の田舎

2023-05-30 06:27:00 | モンスター映画

 スペイン・アルガ村。
 売れない作家のトマスは20年振りに故郷へと帰省。

 幼なじみのカリストと再会し、親交を暖める中。
 村に漂う不吉な気配を感じ取る。

 「パンズラビリンス」スタッフが送るという触れ込みの本作。
 全くその面影のない狼男ムービーの誕生ですw

 2011年公開と、何気に古いんだな。
 まぁ、古さは関係ない。怒涛のB級ホラーです!w

 本来、こういう安普請の映画は好きじゃないんだが。
 狼男もがっつり着ぐるみだしなw CGとか一切なし。

 だが、そこらのB級とは勢いが違う。かなり楽しめました。
 要はスペインのコント番組みたいなもんすからw

 『ゆるふわアクションコメディ、ホラーもあるよ🤗』みたいなw
 ストーリーもめちゃくちゃ凝ってる訳じゃないけど、面白い。

 ちょっとだけ予想の斜め上を行くというか。それにテンポが良い。
 ディエゴの最後とか、けっこう切なくて好き。

 ラストも秀逸。てっきりヴィトが変身すると思ったらお前かいw
 最後の最後まで、作風・雰囲気を崩さず走り切った。お見事。

 すげー馬鹿らしい映画だから、猛プッシュはしないが。
 暇な時見たら、和むと思いますw

 では、また。



ROARについて、その猛獣一家おおさわぎ

2021-10-20 06:50:00 | モンスター映画
 ゾウ、キリンを始めとしたアフリカの動物達。
 そして、150頭の猫科肉食獣と人間の触れ合いを描いた映画。

 まず何から言ったら良いのか……唖然としてしまう。
 1982年ということで、CGのない時代。出る動物は全て本物。

 ナショジオやダーウィンが来たの実写映画版みたいな。
 ジャパリパークのアメリカ版とかw 日本人が擬人化のかわいいデフォルメで楽しむところアメリカ人はガチということで。

 冒頭めちゃくちゃ長い注意書からスタート。
 まぁ、現代なら炎上案件。ただ動物は無傷でも人間はズタボロでしょうけどねw

 ノエルマーシャル×ティッピヘドソン夫婦が監督・脚本・主演。
 再婚バツイチ同士ということで2人の連れ子も出演。一家勢揃い。

 ホームビデオかよって所帯染みた感じかと思いきや内容は超過酷。
 ストーリーはアフリカで動物保護と研究をしてる父親の元へ家族が会いに来て、迎えへ行く父親が手違いで間に合わず、仕方なく家族が先に家へ向かったら猛獣達がお出迎え。

 まぁ、ストーリーはあってないような物であんま関係ないんですがw
 主役は動物達で、見所は役者の体当たりな演技。

 主演のマーシャルさんは本来プロデューサーのはずなんですが、もう、とにかく凄すぎる。
 いや、これは誉めちゃいけないのか。ただのバカだからねw

 150頭のライオン、トラといった猛獣にもみくちゃにされる様といったら。
 それは誰もやりたがらないし自分でやるっきゃないわなw

 共演した家族やスタッフは地獄。撮影中は70人以上が怪我したとか。
 子供達も一応やりたいからやってるんだろうけどね。親が再婚したと思ったらまさかこんな映画撮るとは想像してなかったやろうなw

 本職の役者はヘドソンさんだけで、動物はどう動くか分からないのによく成立するわ。
 てか、動物達けっこう演技上手いからな。象は動きスムーズだったし、ライオンが撃たれるシーンは着ぐるみなんじゃねぇかとw

 ここは指導がよく行き届いてる証拠かな。
 動物の演技を活かすなら、人間はプロより素人を使った方が自然体な表情が取れて結果オーライだったんじゃないかね。

 ただそういう努力も空しく、興業収入は爆死w
 撮影11年、製作費20億円。しかし、興収数億円。

 苦労に見合わな過ぎて途方にくれる。
 クレジットに何故か日本人の名前。撮影長すぎでハリウッドにそっぽ向かれて途中で日本が出資したらしいけど、もうグタグタw

 ストーリーが尻切れトンボなのもそういう理由なんかね。
 多分ハンターとの戦いを最後描きたかったはず。しかし、家族再会と謎のフォークソングで終了というw

 あんだけ年月とお金掛けても追っつかなかったんやろな。
 それだけ製作が難しい作品だったろうし。体が持たないってのもあるだろうけどw

 ヘトヘトの血みどろ。あれどこまでが血糊なんだ?
 絶対本物も混じってるよね。まずライオンの鬣が血塗れでビビるw

 多少は餌付けというか、保護センターとかの敷地内でやってると思うんだけど。
 そりゃ野生のを集めただけじゃ怪我どころじゃ済まないわなw

 半飼育の状態とはいえ、それしてもジャレつきが凄い。
 1匹2匹ならまだしも数が。人間にもたれ掛かったりするとヒヤッとする。首とか簡単にへし折れるだろうに。

 でも、ちょっとずつかわいく見えてくる不思議w
 特にトラがかわいい。船に取り残されたり、天井から覗いてみたり。

 後、他の動物達も印象的。バイクにキリンやバッファローが並走するシーンは画になる美しさ。
 何気にライオンより象の方が怖いような気するしね。アフリカの雄大さがよく表現出来てた。

 自然の怖さや人間がいかに小さい存在か。その一端を知ることができる。
 演出といい労力といい、2度と作ることができない。後にも先にもこの作品しかない。

 そういう一点に置いてはスピルバーグすら越えた怪作。
 では、また。



マンイーターについて、そのRouge

2021-09-28 00:30:00 | モンスター映画
 ワ、ワインスタイン……w
 まず目に付いちゃいますよね。なんなんこいつw

 確か同じタイトルでゲームもありましたよね。あれはサメ主人公ですけど。
 今作はオーストラリア、カカドゥ国立公園を舞台にしたワニ映画。

 ワニと聞くとB級、人喰い、モンスターパニックetc。
 安っぽいイメージを連想しそうだけど、この映画はそこんとこ上手く昇華できてるというか、サバイバルとかホラーとか、人間ドラマとまでは行かないけど、もっと大きな括りに入る作品だと思います。

 まず舞台になったのが国立公園なだけあって風景が美しい。
 どこで撮ったのかも分からんそこらのB級よりかはロケーション重視なのは評価できる。

 ワニのCGも綺麗だし、かといってワニが主人公ってわけでもなし。
 ちょっと焦点をブレさせた、良い意味で広がりのある作品。

 実在のワニ被害と言えば、ギュスターブの300人食いとか。
 まぁ、これはかなり盛られた伝説って話だから。実際そんな獣が人を殺せるわけないしなw

 リアリティってほどじゃないけど、落ち着きのある、獣害というテーマをサバイバルとしてシンプルに端的に描けてたと思う。
 面白いです。では、また。



ジュラシックワールドについて、その炎の王国

2019-08-05 00:57:00 | モンスター映画
ジュラシックパーク新シリーズ二作品。
前作から22年後、人類は再び同じ過ちを繰り返す……

これまた壮大なハリウッド二次創作ということでねw でも、一応は正統続編か。時系列は前作の続きだし。スピルバーグの猛プッシュも。
映画としては迫力があったしね。恐竜が観光客に襲い掛かるシーン、火山からの脱出とか、「これが見たかった」って内容が盛り沢山でドキドキさせてもらいました。見て良かったと素直に思える作品。面白かったです。

ただ「散々苦しめられたのにまだ恐竜を利用するんか」という人間の愚かさも前作から引き続きなのは気になるがw
これはジュラパー世界特有のような気がするなw 反省の色なしw 登場人物のこの独特な思考や倫理観こそ正統続編と言われる所以かもせんな。

自己チューな女科学者の系譜とか。もしかしてスピルバーグはこういう女がタイプだったりするんかね? だって毎回出るよね。
少しは物分かりとか、察しが良いタイプ出さんのかな? まぁ、クレアおばさんは結構好きなんやがなw 叔母キャラ萌えw

それはさておき、こういう人物のクズさがジュラパーの売りちゃ売りかもせんが。説得力欠ける部分ではあるかな。まぁ、クズキャラは大概食べられちゃう運命だから、すっきりはするけど。
秘書は可哀想だったな。てか、損害賠償800億円か。クレアおばさん、よく収監されなかったな。

関係者は逮捕されてもおかしくなくね? 明らか運営側の不備が原因だったのに。てか、責任押し付けられそう。現場ほっぽって甥っ子探しに行ってたし。
炎の王国は刑務所からスタートだったら、もっと面白かった。

恐竜に対して、ヒーローと悪役をキッチリ分けてせめぎ合いを描きたいのかもせんが、それで設定が甘くなるのはどうかと。
実際、人間ってもうちょい冷徹だと思うんよね。その上で「人間が如何に幼稚か」って物語を見せて欲しかったな。

後はキメラ恐竜。そこそこな二次要素ですよw これを出しちゃうと……って話だよな~。

映画の目玉、ラスボスポジション。まだ出してない恐竜いっぱいいるだろ。早いような気がする。伏線で匂わせつつ最後に出すというなら分かる。
DNA弄るのは展開として全然アリ。そもそも蚊の血から始まったわけだしね。

だけど、作品の特色を考えたら、最初からキメラ推しはダメじゃないか?
安易かつ何でもアリやんか。ティラノやラプトルはアイドル枠として、もうちょい考えて欲しかった。

もっといっぱい色んな珍しい恐竜を復活させるぞいって方向なら分かるが、全くの新種を作り出すってなったら、う~ん……
まず恐竜を「強くする」より「操る」ってことを普通先に考えるでしょ。今までのジュラパーの歴史や経緯を考えたら。

危険なのは重々承知のはずなのに。あれ? もしかして続編じゃないんじゃね? なんかそんな気がしてきたw

てか、知ってた? 劇中に出てくるラプトルって実はラプトルじゃないんだってな。
本当はディノニクスって恐竜らしいぞ。ラプトルという響きが良いから名前だけ借りとるんだと。

そんなアホなw そういうことするぐらいだったら他の恐竜もさ、ちょっとだけ設定変えるとか、もっとやり様はあったのでは?
モササウルスとか大きさ盛ってるじゃん。やるんならそういうので現実にいる恐竜をとにかく出してほしい。キメラはあかんわ、やっぱ。

まぁ、こういうフワフワな所があるから、マルコム博士の言葉が重くなるんかもせんがな。
メイジーが選んだ決断も。俺、あのエンディングは大好きやわ。なんか悪口多くなっちゃったけど、炎の王国のラストがめちゃめちゃ好きだから、このレビューを書いてますw

愚か以外の何物でもないけど、誰もが脳裏に浮かんだというか、思い描いた結末だとも感じるんでね。
完結編に繋がる、すっげーワクワクする終わり方だと。俺としては夢や希望がある選択だったと思うんよね。

現実には恐竜なんていないしw 絶対、次作でも人死ぬし! 無責任!!
でも、せっかく映画見てるんだし。夢がある方を選んでいこうじゃないか。

では、また。