沖縄が本土復帰50周年を迎えました。
「望んだ沖縄はまだ道半ば」空席目立つ会場 復帰50年式典、淡々と
式典には天皇皇后両陛下がオンラインで参加されました。
東京会場516人、沖縄会場781人の計1297人が参加したようです。
会場では空席が目立ったようです。新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることが影響したのでしょうか。
基地のない島への願い、怒り、あきらめ……。
沖縄の日本復帰50年に合わせた衆院沖縄北方特別委員会での決議は「日米地位協定」の記述が消えてしまいました。
原案には「日米地位協定の見直しを早急に検討」とあったようですが、与党が政府見解である「地位協定のあるべき姿を不断に追求」としたい意向を伝え譲らなかったようです。
「見直し」と「あるべき姿」には現状に対する認識の違いを感じます。
そしてここでも、両意見を併記するのではなく、「消し去る」という判断に至りました。残念です。
「沖縄復帰50周年記念式典を支援する議員連盟」が結成されていたようです。
共産党を除くすべての党から233人が参加。
(衆参両議院総定数710名 参加率32.8%)
記念式典を支援…ですので、人数が少ないのは仕方がないのかも知れません。
NHKの番組で、地元の方が「基地は無い方が良いが、基地がないと仕事がなくなる」旨のことを言ってました。
沖縄県民の生活が基地の存在に依存している部分もあることは事実なのでしょう。
この状態が、原発などの施設のために出される助成金に自治体が依存してしまうこととダブって見えるのは私だけでしょうか。
国の取り組みとして、沖縄県の雇用を増やす政策を考えてほしいと思いました。
沖縄本土復帰50年 記念式典 岸田首相「基地負担軽減に全力」
記事の中で特に式典で挨拶された「高良政勝さん」「普天間真也さん」「平敷雅さん」、普天間基地近くに在住の「波平道子さん」のことばをかみしめたいと思います。
そして、50年前の式典に参加された平良亀之助さんの
「そんなことまで言ってくれるかということもなく、通りいっぺんに式典は終わった。50周年という意味や価値のあるものではなかった」
ということばを考えたいと思います。
単なるイベントにしないためにも、私なりにしっかり勉強していきたいと思います。