『大河への道』という映画を観ました。
伊能忠敬の偉業『大日本沿海輿地全図』の作成を扱った物語です。原作は立川志の輔さんの創作落語だとか。
伊能家は、酒造りをはじめとして河岸問屋など多角的な事業を行っていたようです。
驚いたのは、私たちが知る地図作りの忠敬は56歳~72歳の16年間で、その年齢で日本全国を歩いて測量をしたことです。(当時の72歳は今のそれとは違うと思います)
また、隠居後51歳から趣味の天文学を極めるために天文学者高橋至時に師事したこと。
その、バイタリティーはすごいと驚嘆するばかりです。
そして忠敬死後、高橋景保を中心に地図作成作業が続けられる。
最後に徳川家斉がかけたことばは、とても感動しました。
中井貴一さんが、志の輔さんの落語を聴いて映画化したいと動いたことに感謝する作品でした。