岩井俊憲著の『 マンガでやさしくわかるアドラー心理学 』を読みました。
(作画は深森あきさんです)
内容は「マンガ」仕立てなのかと思いきやマンガはエピソードの紹介のみで、アドラー心理学のエッセンスの紹介はしっかり文章で示されていました。
Prologue アドラー心理学って?
Part1 見方を変えればあなたはもっと生きやすくなる
Part2 感情とライフスタイルの形成
Part3 思い込みの世界から共通感覚へ
Part4 人間関係と感情
Part5 勇気づけとは
『アドラー心理学』になぜ興味を持ったか自覚がなかったのですが、一つ思い当たることがありました。
今年最高にハマった『ミステリイという勿れ』というドラマで、その根底に流れる価値観は「アドラー心理学」に基づくものだと勝手に思った(誰かに刷り込まれた)ということです。
アドラー心理学は、困難を克服する「勇気づけ」を技法として使うと書かれていました。
特に印象に残ったのは、「ほめる」と「勇気づける」とは違うという部分です。
「ほめる」・・・優れている点を評価し、賞賛すること。上下関係に基づく評価的態度。
「勇気づける」・・・困難を克服する活力を与えること。対等関係に基づく共感的態度。
(正しいかどうか不安ですが)
「ほめて育てる」に傾倒し過ぎている今の先生方や保護者には読んで頂きたい本だと思いました。