雨穴氏の『 変な家 』という本を読みました。
普段小説はあまり読まないのですが、映画を見損なったので活字から入ってみようと手に取りました。
内容は
第一章 変な家
第二章 いびつな間取り図
第三章 記憶の中の間取り
第四章 縛られた家
文庫版あとがき
と目次にありました。
芝居台本の台詞のように登場人物の発言が記されていたり、家の間取り図が多く示されていたりと、私の知る小説とは異なる部分が多く、今の新しい形の小説の一つかと思いました。
しかし、読み進めてみると横溝作品のような怖い内容に、引き込まれていきました。
オリンピック一色となった情報の嵐の中で、ホッと一息つける時間が得られる作品でした。