『 不可能を可能にする大谷翔平120の思考 』という本を読みました。
数多く出ている大谷翔平関連の出版物ですが、著者が大谷翔平となっていたので手に取りました。
2017年3月第一刷発行の本ですので、大リーグ挑戦前の日ハム時代にまとめられたものです。
内容は
第1章 挑戦
第2章 苦悩
第3章 向上心
第4章 素顔
第5章 克己心
第6章 哲学
です。
大リーグでの実績は目を見張るものですが、それとは別に彼の行動や発言にも人を惹きつける素晴らしいものがあります。
そんな彼がどのような文章を綴ったのか興味がありました。が、やはりゴーストライターさんが書かれたであろう三人称の文章でした。
しかし、野球に生活全てを注いでいるであろう大谷選手ですので、仕方がないものと納得しています。
そんな彼の野球に臨む姿勢は、我々も日常を振り返るよいきっかけを与えてくれるものでした。
印象に残った言葉は、
『努力は自分が評価するものではなく、他人が評価するもの。』
『出来るとするのは自分、出来たとみるのは他人。』
『読書は心の財産』
『遠山の目付』
『不可能とは事実ですらなく単なる先入観だ』(モハメド・アリ)
特に、教育現場に身を置いていた私としては、花巻東高校佐々木洋監督の
『「楽しい」より「正しい」で行動しなさい』という教えや、
『恩師は、教え子であっても卒業したら、対等な大人として敬意を払う』姿勢に感動を覚えました。
蛇足ですが、今年結婚された大谷選手が、打者専任とはいえ数字を残していることに安心している自分です。(成績が下がると、真美子さんがネットで非難されかねないので・・・)