先日、札幌地裁で気になる判決が出ました。
原告は男性同士2組・女性同士1組。2019年2月、自治体に提出した婚姻届が受理されず精神的苦痛を受けたとして、違憲判断を求めて全国の同性カップルと共に一斉提訴した。札幌のほか、東京、名古屋、大阪、福岡も含め計5地裁で計28人が争っている。
今、世界で議論されている問題です。
『婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。』
日本国憲法の条文を見ると、私のような素人が読めば異性同士の夫婦を念頭に置いたものだと読み取れます。
LGBTも含めて、多様な生活形態を認めるべき時代が来たと、地裁が判断したと受け取りました。
肉体的精神的には理解できない自分も、否定してはいけないということでしょう。
繁殖だけを取り上げてその人の価値を評価する発言は、国会議員の中でも繰り返されてきました。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1902/08/news020_4.html
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/5880.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/939740dadb20e0e699c23c6dc8654af1255dea6c
https://www.asahi.com/articles/ASJ450P5LJ44UCLV00K.html
https://www.asahi.com/articles/ASKCR52GFKCRUTFK006.html
これらは、縁薄く独身で居る人たちさえも、侮辱することになる気がします。
国の反論「憲法は同性婚を想定していない」は理解できる。
それを地裁は違憲と判断したのでしょう。
しかし、「子供を産み育てながら共同生活を送る関係に法的保護を与えるためで、合理性は明らか」の部分が、どうしても理解できない。
同性のパートナーで養子縁組を受け子育てをした場合、国は保護しないと云うことなのだろうか。
これらのコメントも、国が抱える『少子化問題』の大きさから出たものなのだろうが、問題解決の方向が筋違いでしょう。
早く「子育てをし易い環境作り」が喫緊の課題だと気付くべきではないだろうか。
https://blog.goo.ne.jp/oyajitsuda/e/191e7f373aa9b43fac3452ac504dc8a6
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