退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

コロナ対策

2021年04月09日 21時08分11秒 | 雑感


変異種ウィルスの出現で、行き詰まった感のある政府の対策ですが、改めて素人なりに疑問を挙げたいと思います。

 


☆ワクチン接種は、本当に高齢者からで良いのか?

重症化する確率が高いのはわかります。しかし、変異種の出現で若年者の重症化率が高まっています。

若者の重症者や死者が増加、変異ウイルスやパーティーが関係か ブラジル
 

高齢者は自宅で蟄居することが出来ますが、働き盛りの人たちはそれが出来ません。経済活動を意識するなら、無条件で高齢者というのは短絡的かも知れません。

もっとも、医療従事者にさえワクチンが届かない現状では「絶対数の不足」が大きな壁です。
にもかかわらず、「始まったという事実だけを作る」ことばかりにとらわれ、その後の全体の流れは地方任せになっています。八王子市の「先着順」は、あまりにも少ないワクチンの摂取順に困っての苦肉の策に見えます。

 

 

☆レストランや居酒屋の時短要請は的を射ているのか?

前にも書きましたが、時短要請で営業時間を短くするよりも、営業時間は変えず来客数(定員)を減らし密を回避する方が有効ではないか。

店舗側でもアクリル板や空調、そして会話を控えてもらったり家族や同僚以外のグループは断るなどとるべき対策はあるはずです。

20時より前なら多人数の宴会を受けることに何の制約も無いのはおかしい気がします。

 

☆フェイスシールドは意味があるのか?

芸能人のように顔を出すことが仕事上必要である場合はともかく、やはりマスクがよいのではないか。
国会議員は顔より話す内容で勝負しましょう。

マウスシールド登壇にやじ 野党「極めて不謹慎」 衆院本会議

 

☆散歩するときマスク着用は必要か?

新型コロナは飛沫と接触が主な感染経路と云えます。
息は止められないけど、クシャミ・咳・会話さえなければ良いのでしょう。
ましてや屋外で一人でいれば接触はないし、密では無い状況です。

私は、他の人の眼が気になってマスクをしているのですが・・・。

 

☆PCR検査はなぜ有料なのか?

症状や濃厚接触があり、新型コロナウイルス感染症の疑いがあると医師が判断した場合、PCR検査費用に関しては全額「行政負担」となります。

PCR検査の精度をとやかく言うより、多くの人に検査をして貰い、結果が陰性の人に活躍して貰うことが社会にとって良いのではないか。

兎に角無症状感染者の動きを制限することが、感染拡大を防ぐ決定打になるのではないだろうか。

 

☆トイレなどで使用禁止になっているハンドドライヤーは本当に感染を広げるのでしょうか?

石鹸でしっかり洗った後の手のしずくに、そんなにウィルスがいるとは思えない。
湿っぽい手でドアノブやエレベーターボタンを押される方が、いやな気がするんだが・・・。

 

☆マスコミが発表する「感染者数」は本当に一喜一憂する価値のあるものなのだろうか?

これだけ検査数が伸びていないのに、「感染者○○人になりました」というのは意味があるのでしょうか。

1週間前との比較は全体の傾向を知る上で意味があると思います。でも、『100人』と云う数字がどれだけ意味があるのか、よく解りません。検査数(分母)を示した上での数字(あるいは%)も出して貰いたいと思うのです。

自分の町にどれだけウィルスが蔓延しているのか、本当のところ解らない状況です。

 


何はともあれ、個人も対コロナの戦い方を知らなければいけない世の中になっているのでしょう。

 

 


自主休校

2021年04月09日 07時44分53秒 | テレビを見ました


クローズアップ現代+「失われた学び・・・」を見ました。


学びを“奪われた”1年 「自主休校」の子どもたち

 


重症化する可能性が高い高齢者について、その対策など報道によって目にしていました。

しかし、基礎疾患を持つ児童生徒に対しての対策は、全く知りませんでした。

 


文科省は「オンライン授業」を活用するように通知を出すのみで、オンライン授業実施への具体的なステップや注意事項、技術的支援は無く、その反面、新指導要領(小学校から)は予定通り実施するなど、現場の負担は益々増加しているようです。

 


特に驚いたのは、文科省が実態調査を実施していないと云うことです。


第1波の「緊急事態宣言」では、学校を休校にしました。そんな中で実態把握がされていないことは怠慢以外の何者でもありません。

昨年5月8日の文科大臣のコメントで
緊急事態宣言の延長に伴って学校の臨時休業が続く場合であっても、児童生徒の学習の機会が保障されることは大変重要であり、児童生徒の状況に応じた学校によるきめ細かな対応を、設置者及び学校にお願いをしています。・・・具体的には、登校できない児童生徒に対して、児童生徒や家庭の事情を踏まえつつ、紙の教材、またテレビ放送、オンライン教材などを活用し・・・きめ細かく学習支援を行うことを依頼しています。・・・臨時休業中に最低限取り組んでいただくべき事項等についてまとめ、児童生徒に計画的に家庭学習を課すための週間計画表、運動取組カードの例など、より具体的な留意事項とともに通知をいたしました。
と、やれれば良いことは羅列しています。しかし、それらの具現化のために文科省は何をしてくれたのでしょうか。疑問です。

「現場の実情に合わせて」・・・という言い訳の元に、叩き台となる資料の配付や人的金銭的援助は無いに等しい現状です。


テレビ放送・オンライン教材・・・と狼煙を上げたからには、各教科・単元の放送による授業を配信してほしかった。各校で行うには負担が大きすぎる。

 


自主休校による不安は、一律にオンライン授業でカバーすることには無理がある気がします。

「学習の遅れ」による不安は、オンライン授業でカバーできる部分もあると思いますが、
「集団生活への適応」における不安は、オンライン授業ではプライバシー保護の観点からハードルもあるようです。

 


今回改めて知ったことに、「基礎疾患がある児童生徒だけではなく、その家族である児童生徒もウィルスを家庭に持ち込まないために登校できない」と云うことでした。


兎に角現状の把握と対応が急務です。

 

 

番組内で『元気じゃない人は論外というか 社会から忘れられている感じがしてならない』ということばが、現場に身を置いたことがある自分としては辛かったです。

 


二酸化炭素

2021年04月08日 09時58分13秒 | ニュースより


大手ゼネコンの大成建設は、二酸化炭素をコンクリートに封じ込める技術を開発したようです。

 

具体的には、セメントの代わりに、二酸化炭素とカルシウムから作った炭酸カルシウムを開発し、二酸化炭素をコンクリート内に閉じ込めるということらしい。

 


温暖化対策に、『二酸化炭素の放出を減らす』という従来の対策に対し、一歩踏み込んだ二酸化炭素を取り除く方向性が素晴らしい。

 


植物の光合成だけでは追いつかない「二酸化炭素の消費」を、このような形で実現できれば、強力な温暖化対策になる気がします。


CO2原料にコンクリ製造 大成建設、30年めど実用化目指す  

 


免許更新

2021年04月06日 09時22分53秒 | ニュースより


気になるニュースが飛び込んできました。


教員免許、うっかり失効相次ぐ 50代教諭が新卒扱いに


ニュースによると、50代教員は失効2ヶ月後に気付いたが、失職したとのこと。

これは本人にとっても、現場職員や生徒達にとっても、とても大変なことだと思います。

 


失効は本人の不注意と云えばそれまでですが、運転免許と違って携帯の義務はないし、店舗の営業許可書のように掲示することもありません。
転勤の際に提示を求められることもないのです。


だいたいこの制度は2000年頃から教員の質の問題などに乗じて、教育への公権力の介入を企てていた安倍晋三氏が政権に就いた後、教員免許更新制を教育再生会議が提言し、2007年6月の教育職員免許法の改正によって、2009年4月(麻生政権)から導入されたものです。

だから、1980年から教員をしている私にとっては、日常では全く自覚のないものでした。


私も以前、大学で行われる30時間の講習を受けました。講義そのものは久々の学生の立場で楽しくもありました。

しかし、現場で部活動顧問をしていたので、その期間は活動が出来ませんでした。
また、大学側も講習開設に消極的だったように記憶しています。

 


うっかり失効は、「運転免許証」で有名になりましたが、運転免許証は有効期限から6ヶ月以内であれば、運転免許センターで適性検査を受けて再発行することが可能です。

 


失職というのはあまりにも大きな負担ではないだろうか。

 

 

 


NHKスペシャル

2021年04月05日 05時49分02秒 | テレビを見ました


NHKスペシャル「緊迫ミャンマー 市民たちのデジタル・レジスタンス」を観ました。


ミヤンマーでの軍部のクーデターは、ニュースでは観ることのあるものの、武器を持つ国軍の市民に対する行動は「暴挙」としか云えないレベルのものでした。


圧倒的な力の差がある中で、市民の『軍事政権は許さない』という意思は揺るがないものでした。


そんな丸腰の市民のとった抵抗は、「国軍の暴挙を画像として残す」ことでした。

そして、国外にいるミヤンマーの方々も画像をネットに配信することで、世界の世論を動かそうと活動をしているようです。

そのことでこの番組も成立していました。

 

不幸な現実を前に、私たちに出来ることは「関心を持って見守る」ことだけかも知れません。

私たちがしなくてはいけないことは『見て考えて意見を持つ』ことだと思います。

 


市民レベルで起こっているアメリカのヘイトは、情報が流れてくるので、怖いことですが自分の意見を持てます。

 

しかし、報道規制を敷いている地域でのことは解りません。そのことが一番恐ろしい。

 


ミヤンマーをはじめ中国や北朝鮮で起こっていることは、やはり恐怖政治と云えるのではないでしょうか。


かつて、ポルポトは知識人を抹殺することで政権を維持しようとしていました。


情報統制は、市民に考えさせないという面で、同じことだと思えてなりません。

 


権力の集中や軍部の暴走、報道の規制は、その芽が小さいうちに摘み取るべきものなのです。

 


明日は我が身とならないことを、祈る・・・ではなく見ることを忘れないようにしたいと思います。

 


香港やミヤンマー市民が、これ以上暴力にさらされないことを祈るばかりです。