時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

測定について

2005年12月21日 | 
 突然ですが、特定の人たちに向けて情報を載せます。praatという音声学関連の方々にとってはおなじみのソフトウェアを使って、フォルマントの帯域幅を測定する方法を伝えたいので。

「も3」へ

 おなじみのpraat画面をご覧ください。これは「甘み(amami)」という単語の音声波形とスペクトログラムです。F0も表示されているし、フォルマントもF1からF4まで見えますね。さて見やすいように、最初の「あ」について測定します

 だいたい中心部分、フォルマントも安定したところにカーソルを合わせました。そうしたら、Formantのコマンドを開けてください。メニューが出ます。「Get **** bandwidth」というコマンドを使えば、カーソルを合わせた箇所の、フォルマントの帯域幅の数値が表示されます。もちろんfirstならばF1、secondならF2の帯域幅です。この数値が小さいほど、フォルマントが鋭い(明瞭)ということだといちおう判断できます。

 F1とF2の両方に興味があれば、面倒でも順番にやって、それぞれ記録してください。いっぺんにリストを出すオプションは、ないようです。ひょっとして最新バージョンにならあるかも。

 「帯域幅ってなんじゃい」という問題は、また改めて。では。

学期終わって

2005年12月21日 | Bloomingtonにて
 この街は空っぽになりつつあります。まず、学生寮は閉鎖されるのだそうです。「みんな帰ってしまうから」という理由ですが、中には帰らない人もいて、SPEA(公共・環境学科)のYさんはAshtonという寮を「追い出されちゃうんですよ~」と困惑していました。そういう人は、別の閉鎖されない寮に引っ越すのだそうです。

 わがアパート(たぶん500戸前後あります)も、車に荷物を詰め込んで旅立つ人が増えてきました。家族とクリスマスを過ごすのでしょう。言語学科のアジアの学生もほとんどが帰国、3週間しかないのに、お金があるなあ…(春学期は1月8日から)。ちなみに、Kellyは台湾から連絡をくれ、台湾茶を買ってきてあげるよ、と、居残りの私に気を使ってくれました。

 今日は用事で学校内をうろつきましたが、閑散としていました。学生会館のPizza HutもBurger Kingもみんな閉店。キャンパス内はリスがわが物顔(今日は暖かかったのでまた出没)。あれだけ混んでいた図書館もウソのように静か。そういえば、5月(春学期終了後だった)に初めて来たときは、こんな感じだったか・・・ 書庫は5時で終了、1FのPC&勉強部屋だけ深夜まで開業。24、25の両日および、12/31、1/1は完全休館ですが、これだけがらがらならば、問題ないでしょう。

 それでも帰れない《本当~に可哀想な人たち》のために、留学生センターがいくつかイベントを用意してくれてました。昼食会、Indianapolisの美術館見学、映画鑑賞(ピザつき)、スケート(地元の国際交流団体主催)。遊んでる場合ではないのですが、一つだけ申し込んでみました。「モンテクリスト伯」という映画をピザを食べながら見るというものです。図書館に勉強に行くついでに。夜なので冷え込むと帰りが辛い。終バスに間に合うといいのですが。市バスは平日も土日ダイヤになっていて、もう深夜まで走ってくれないのです。

 ちなみに1学期1,000枚の図書館でのプリント枚数割り当て(11月13日の記事参照)について技術相談のスタッフに尋ねたところ、余りは次の学期に持ち越せるそうで、私は300枚残っていました。700枚も使ったのか… と思いますが、そのうち200枚くらいが提出物。300枚くらいが、授業で読まされたり、探して読んだ論文、残りの200枚くらいが、勉強会や個人的に読んだ論文、ってな割合でしょう(全部は読んでませんが)。次の学期は、応用編の授業やプロジェクトに出るので論文を印刷して読むことが増えそう。300枚持ち越せたのは、助かりました。プリンタを買わない作戦は継続です。

 「空っぽ」といいましたがそれは大学周辺の話しで、大学とは関係のない、地付きの人もいる。貧富の差も、居住地区もはっきり分かれていて、私のいるIUの東側や南側は大きな庭付きの家が多い(あるいはここのような学生用アパート)。地元の貧困層は市の西側に多いのだそうです。あまり接する機会がないのですが、これもまたこの街の現実、ということのようです。