時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

カレーには福神漬け

2010年08月09日 | 
私は漬物が全般的に好きではありません。とくにぬか漬け。それで困ることはまずないのですが、一つだけどうにも我慢ならないことがあります。それはカレーといっしょに出される福神漬け。私はカレーが大好きなのですが、福神漬けをどうしていっしょに出すのか、理解できません。

「嫌いなら食べなきゃいいじゃないか」と思うかもしれませんが、出されたものを残すのが非常に気が引ける性質なので、結局たいてい、しぶしぶ食べることになります。極力カレーの味に影響しないように、どこかで、一気に。人と一緒にいれば福神漬けだけもらってもらうこともできますが、それでも一部にあの臭いはのこる。そんなわけで、大好きなカレーを食べる悦しみを著しく阻害されるのです。

もちろん、「カレーには福神漬けが必須」と思っている人に改心してほしいわけではありません。ただできれば、福神漬けを「オプション」にしてほしいのです。牛丼屋だって、紅しょうがは別にしてあるじゃありませんか。どういう方法でもかまわないので、カレーを頼んだら自動的に横に添えるのをやめてもらえないものでしょうか。あれでは「カレーを食うなら福神漬けも必ず食え」と強制されているような気になる。実質的な不都合・不利益が確実に予測される人がいるにもかかわらず、そういう人も含めすべての人に「結婚するなら必ず姓を統一しろ」とする現在の民法のようなものだ、とでも言ったらいいでしょうか(←だから、食わなきゃいいんだって)。

先日、中部国際空港で日本最後の食事をしたとき、カレーを頼んだのですが、やはり福神漬けが添えてありました。ご丁寧にラッキョウの酢漬けまで(これも大嫌い)。以前、学食で給仕してくれる方に、「あ、福神漬け要りません」と頼んだことがありますが、今後はレストラン等でも、あらかじめ「福神漬けを添えることになっているなら、不要に願います」と告げることにしようかと思います。といっても、しばらく日本に行かないので、そういう機会はないのですが。

今日、夕食の準備をしながらこの件をニョーボにぐだぐだ語ったところ、彼女は日本的なカレーなら福神漬けがあるほうが嬉しい人であることが判明。「じゃあ、うちではオプションにしてあげる」とのこと。Bloomingtonでも日本のカレールーは売ってますが、高いのでうちで日本風を作ることはありません。そもそも福神漬けは手に入るのだろうか。。。(←追記:アジア系スーパーで売ってるそうです、紅しょうがも) 写真はこの間作ったチキンカレー。インド・中東系の学生も多いため、スパイスはたいへん安く買えます。