時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
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ぽこちゃんは英語で...

2010年09月10日 | 
この夏、日本に帰ったとき、娘は、親戚のおばさんから写真のような人形をプレゼントされました。よだれかけに「Popo」と書いてあるとおり、名前は「ぽぽちゃん」。よく売れているシリーズなんだそうで。どうやらこのぽぽちゃんにはさまざまな種類があるようですが、娘がもらったのはこれです(上の写真と同じ種類)

http://www.popo-chan.com/popocom/popocom_b/b1_09_0520sinnyoti.html

気に入ったようで、抱いたり、寝かせたり、食べ物をやる真似をしたり、小さいベビーカーに乗せて連れ出したり。彼女が寝たあとはたいてい床に放り出されてますが(よだれかけが顔をおおっていたりして無残)。

ところで娘、「ぽぽちゃん」とはうまく言えないからか、正しく知覚できなかったからか、「ぽこちゃん」と呼ぶ。文字は読めないわけだから修正する意味もないし、彼女に従って親も「ぽこちゃん」と呼ぶことにしました。

先日、グングン(インド人の女の子、一つ前の記事参照)がうちに来たとき、グングンもこれを気に入って遊ぼうとしたので、われわれが英語に切り替えて、"Her name is Poko." とか言ってたのですが、この様子を見ていた娘、その日の夜からぽこちゃんを指差して、「えいごで、ぽこ」と言うようになりました。

「英語では『ポコ』って言うんだよね」と確認しているのだと思われます。どうやら「自分のよく知ってるのとは違うことばがあって、それを英語という」という認識ができており、われわれがグングンに向けて発した言葉を聴いていて、「英語ではポコって言うんだ」と印象に残したもよう。

「おかあさんは今、英語を話してるんだよ」とか、絵本を読み聞かせているとき「英語でCat」と言ったことはありますが、それを理解してるとは思いませんでした。大したことではないのかもしれませんが、もう自分が話すことばと(そっちを日本語ということは知らないはず)、それと違うことば(=英語)があるという明確な認識がある、ということがちょっと驚きでした。

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