時々雑録

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これがブラジルか

2009年06月22日 | サッカー
今日は、ブラジル人の友人宅で、イタリア代表対ブラジル代表の試合を見る予定でした。そろそろ行こうかと電話で確認すると「ごめん、すっかり忘れてた。知り合いに誘われて行くところなんだ」(おいおい)。さらに「ぜひ一緒においでよ」と、軽いノリ。間違いなくその知人もブラジル人でしょう。行くことにしました。

行ってみると、学生ではなく、一戸建てに住むブラジル人のおじさん(とその家族)、さらに知り合いの若者たち。みんなブラジル代表のユニホーム。当家のお嬢さんの衣装はブラジル国旗そのもの(よくブラジルの応援席にいる、あれ)、とコテコテのブラジル色の中、リビングのTVでESPNの放送を見ることになりました。

ブラジルにとっては消化試合、と思ってたんですが友人によると、「イタリアは特別、真剣にやるはず」。つまり、1982年W杯、あのジーコとかファルカンとかがいた時の代表が、ロッシのハットトリックでやられた屈辱があるから、ということらしい。(追記:確認したところ、まだブラジルにも敗退の可能性はあったとのことでした。だからメンバー落とさなかったということかも。)

最初に会った、やっぱりブラジルのTシャツ着た若い男性に「Boa tarde」と言ってみたらポカンとしてて、横から友人の奥さんが「ドイツ人です」。そのTシャツは数分前に「着なさい」と渡されたものだったそう。インディアナ大に英語を習いに来ているという、シュツットガルトで法学を勉強してる彼は、ホントにブラジル代表が好きだそうで、「2002年のW杯でブラジルにやられたのに?」と聞くと、「あの時の代表は内容的にはダメで、ただカーンを中心とした守りで勝ち残っただけだから」とのこと。

前半の終わりごろ立て続けに3点入ったわけですが、みんな大騒ぎ。2匹いる犬も大騒ぎ。実況がドゥンガ監督の名前を英語訛りで「ダンガ」と言えば「ダンガだって!!」と大笑い。客席が映れば、あっ、ロナウジーニョがいる、だの、クミだ(その場にいた日系の女性)、だの誰かが言い出してそこでも大笑い。ハーフタイムになったらすぐさま「サッカーやるぞ」と、庭でいきなり4対4開始。友人は、自分の息子が守るゴールに完璧なヘディング決めるし、みんなめちゃくちゃ真剣。後半見て、また庭でサッカー。。。

私は、次の約束があったので、途中で帰りましたが、キノコのストロガノフ(美味しい!)だの、ケーキだの、いろいろ作ってあって、「食べていけばいいのに」と言われたほど。ブラジル人はこうなると夜遅くまで食べて話して、が恒例だと聞きました。ご主人には「また次にブラジル代表のチームの試合があるときには、自動的に招待されてると思いなさい」とのこと。ありがたいやら、あきれるやら。

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試合はかなり一方的だったわけですが、ブラジルがいいというよりは、イタリアがダメダメ。去年の今頃、EURO2008のあとイタリアについて「トーニ、ピルロ、ガッちゃんあたりにも引退してもらうくらいに刷新しないと、低迷期が長くなると思う。」と書いたんですが、ホントに低迷中。前回のW杯、あんなチームで優勝したりするもんだから。。。(優勝すべきだったと思うのはアルゼンチン)

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