先日、インディアナ大の東アジア言語文化研究所が主催するセミナーで、日本の大使館員の方が講演するというので、まるで専門外ですが、ちょっと話が聴きたくていってきました。タイトルは「アジアと日米同盟にかんする日本の外交政策」で、かのビデオ流出の件で日本の対応が注目されていたからか、狭い会場は満員でした。まして、直後の北朝鮮の砲撃事件を考えると、なんともタイムリーな講演でした。不思議なことに、日本人は私のほかは一人だけでしたが。
来たのは、一等書記官という身分の方。お役人ということで、無難な発言に終始せざるを得ないのか、と思っていたら、けっこう私見を明確に述べていました。このような場なら、個人の立場で発言をするということもある程度まではアリなのでしょう。内容としては、日本人なら知っている状況や背景に時間をかなり割いていたので、それほど驚くようなことはなし。面白かったのは質疑応答。
聴衆にはかなり事情に詳しい人もいたようで、ビデオ流出とか、少子化とか、経済とか、その他忘れましたが、日本大丈夫ですか? これは問題ですか? とさまざまな質問が。それから、やっぱり出たか、と思ったのが、「日本はまだアジアの国に対して謝罪していない、日本は唯一全ての隣国と領土問題を抱えている、どう思うか」という質問。これは、何度説明しようと、無知(または悪意による無視)から何度でも受ける質問なのでしょう(あるいは、質問した若い学生は、だれかにそう吹き込まれていたか)。これに対しては「領土問題はどの国も抱えている。難しいが平和に交渉により解決するほかない。また、謝罪問題は残念な誤解で、日本は公式に謝罪している。謝罪が足りないとか、違う意見を表明する日本人がいるとか言うのはかまわないが、謝罪していないとは言えないはずだ。」という答え。
その他、難しい質問もあったと思うのですが、全てにたいして冷静に、かつきっぱりと対応していて、とても頼もしく感じました。講演後、少しだけ話したのですが、「国を守らなくちゃいけないですからね」とのことでした。「お互いがんばりましょう」と言われたのですが、その方と違って、家族を守るので精一杯の私が日本のために何ができるんだか。
それにしても、北は体制維持のために必死なのでしょう。日本もここで何ができるか、真価を問われるところかも。講演をなさった方はどう考え、今何をしてるんでしょう。でも何より、韓国がどうしたいのか聞きたい。
来たのは、一等書記官という身分の方。お役人ということで、無難な発言に終始せざるを得ないのか、と思っていたら、けっこう私見を明確に述べていました。このような場なら、個人の立場で発言をするということもある程度まではアリなのでしょう。内容としては、日本人なら知っている状況や背景に時間をかなり割いていたので、それほど驚くようなことはなし。面白かったのは質疑応答。
聴衆にはかなり事情に詳しい人もいたようで、ビデオ流出とか、少子化とか、経済とか、その他忘れましたが、日本大丈夫ですか? これは問題ですか? とさまざまな質問が。それから、やっぱり出たか、と思ったのが、「日本はまだアジアの国に対して謝罪していない、日本は唯一全ての隣国と領土問題を抱えている、どう思うか」という質問。これは、何度説明しようと、無知(または悪意による無視)から何度でも受ける質問なのでしょう(あるいは、質問した若い学生は、だれかにそう吹き込まれていたか)。これに対しては「領土問題はどの国も抱えている。難しいが平和に交渉により解決するほかない。また、謝罪問題は残念な誤解で、日本は公式に謝罪している。謝罪が足りないとか、違う意見を表明する日本人がいるとか言うのはかまわないが、謝罪していないとは言えないはずだ。」という答え。
その他、難しい質問もあったと思うのですが、全てにたいして冷静に、かつきっぱりと対応していて、とても頼もしく感じました。講演後、少しだけ話したのですが、「国を守らなくちゃいけないですからね」とのことでした。「お互いがんばりましょう」と言われたのですが、その方と違って、家族を守るので精一杯の私が日本のために何ができるんだか。
それにしても、北は体制維持のために必死なのでしょう。日本もここで何ができるか、真価を問われるところかも。講演をなさった方はどう考え、今何をしてるんでしょう。でも何より、韓国がどうしたいのか聞きたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます