12月29日、仲良しの先生に誘ってもらって別名゛望年会゛という標記会合に参加してきました。スピーカーは内閣官房知的財産戦略推進事務局参事官の杉田定大氏。テーマも『内閣官房から見た小泉政権の構造改革』と難しそうです。さて、どんな話が飛び出すんだろ、ついていけるかな?と心配しながら参加したところ、実際は日本の知財の(置かれた状況についての)話が中心で、非常に興味深く聞くことができました。レジュメにあった「アメリカ=世界の頭脳センター、中国=世界の工場、そして日本=世界の試作品工場!?」の図がとても気になりました。このままでは超マズイんじゃ…。ひと言で言うと、日本人はお人好しすぎるってことがよくわかりました。
知人に紹介したらえらく受けた本があります。『起業バカ』(渡辺仁著、光文社ペーパーバックス、952円+税)と『起業バカ2』(同)。『バカ1』は2005年4月、『バカ2』は同11月の発行です。世に起業を紹介した読み物は多いですが、この2冊は失敗事例を紹介しながら理由を分析している点において辛口の起業本といえます。著者の結論はズバリ、『バカは成功に学んで失敗し、利口は失敗に学んで成功する』。サラリーマンで起業しようと思う人はぜひご一読を。右の本は今後の日本の構造変化を予測したもので、2010年には人が組織を活用することが主になると説いています。考えれば当たり前のことですが、上手に組織を活用する人になるために、こちらもおすすめです。