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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

長生きの時代に

2008-11-12 | 日記
11月に入って知人からの喪中ハガキがぽちぽち届き始めた。
現在3通、今年は少ない方だ。

亡くなったのは82歳が一人、94歳が一人、95歳が一人。
90代も後半での死が大往生と呼ばれるなら、82歳などまだまだ若くて無念の死ということになるかもしれない。
冗談じゃなくホンマに。

こういう何気ない日常に、ごく普通の人々の寿命が延びているのをしみじみと感じる。
が、その人たちは最後まで意識がはっきりし、自分で自分のことが出来たのだろうか?

子どもがいて少しは面倒を見てくれることが期待できる、あるいは蓄えや年金やらでまずまず生活できるというようなラッキーな運命の下に生きていない身には、心身共に弱りはてたわが身の処し方に苦労する老後が垣間見えて何ともしんどいこの先である。

一つ目の自営業を辞めた65歳の時に人生設計を立て直したという起業家に会った。
早生まれの、現在70歳。
85歳までは二つ目の自営業で元気に働き、その後は再び計画を練り直すとのことだが、今の予定では86歳以降は仕事は顧問程度にとどめ、代わりにそれまでできなかった世界旅行や山登りに挑戦したいと言う。

何とも大きくてゆったりした人生設計!
仕事を楽しみながら出来るのは自営業ならではの醍醐味。
勤め人だとこういう感覚を持つのは難しいだろう。

60歳ぐらいで道に迷っているのは若いからとも言えるし、前人未到の長生き人生を送ることを運命づけられた世代だからとも言えるし、何だか迷っていること自体がいとおしく、またバカらしく思えてくるような話だ。

やはり、今を生きる高年者に元気でいる実践を聞くことが一番刺激になるのは確か。

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