連日雇用に関して気の滅入るニュースを聞かない日はないが、2人の30代男女の言葉が記憶に残った。
34歳の男性は派遣切りに遭って故郷の沖縄に帰り、正社員を目指して現在就活中。
なかなか思うような仕事がなく厳しい現実というが、それでも彼と同い年の友だちがひと足早く故郷に戻って正社員就職を果たしたのが希望になっている。
いっときは派遣でも月に30万以上は稼げたと言う彼。
24歳で正社員を目指すがうまく就職できず、求人のあった派遣会社で仕事をしてそのままこの世界で10年以上きた。
その彼がインタビューに答えて、「今までは与えられた仕事をこなすだけだったが、改めて自分は何のために仕事するのか、どんな(ふうに)仕事をしたいのか考えてみたいと思います」と語っていた。
もう一人の女性は37歳。
工場で物作りに携わっていたが派遣切りに遭い、万年人手不足の介護の世界に入った。
180度違う、モノ相手からヒト相手の業界への転職。
幸い月18万円の正社員に決まったが(これはこれで待遇の悪い世界なので別の心配もあるものの)、髪型や服装に清潔感を求められてとまどい、認知症のお年寄り相手に何と声をかけてよいのか、勝手がわからずまごつく様子がリアルに伝わってきた。
しかし彼女は言う。
「今まで何度も派遣(仕事)を辞めるチャンスはあった。派遣で働いているといつかこういう目に遭うこともわかっていた。それなのに辞めずに来たのは私の責任。これからは正社員としてしっかり働いていきたい」と。
人ごとではなく、いつ自分が当事者になっても不思議ではない仕事世界の急変。
マスコミや、マスコミに登場するどの人も口を揃えて「政府が悪い、政治が悪い」という中、きちんと自分に向き合い、自分の反省すべきことは反省した上で将来を考える彼らの態度に非常に好感がもてた。
34歳の男性は派遣切りに遭って故郷の沖縄に帰り、正社員を目指して現在就活中。
なかなか思うような仕事がなく厳しい現実というが、それでも彼と同い年の友だちがひと足早く故郷に戻って正社員就職を果たしたのが希望になっている。
いっときは派遣でも月に30万以上は稼げたと言う彼。
24歳で正社員を目指すがうまく就職できず、求人のあった派遣会社で仕事をしてそのままこの世界で10年以上きた。
その彼がインタビューに答えて、「今までは与えられた仕事をこなすだけだったが、改めて自分は何のために仕事するのか、どんな(ふうに)仕事をしたいのか考えてみたいと思います」と語っていた。
もう一人の女性は37歳。
工場で物作りに携わっていたが派遣切りに遭い、万年人手不足の介護の世界に入った。
180度違う、モノ相手からヒト相手の業界への転職。
幸い月18万円の正社員に決まったが(これはこれで待遇の悪い世界なので別の心配もあるものの)、髪型や服装に清潔感を求められてとまどい、認知症のお年寄り相手に何と声をかけてよいのか、勝手がわからずまごつく様子がリアルに伝わってきた。
しかし彼女は言う。
「今まで何度も派遣(仕事)を辞めるチャンスはあった。派遣で働いているといつかこういう目に遭うこともわかっていた。それなのに辞めずに来たのは私の責任。これからは正社員としてしっかり働いていきたい」と。
人ごとではなく、いつ自分が当事者になっても不思議ではない仕事世界の急変。
マスコミや、マスコミに登場するどの人も口を揃えて「政府が悪い、政治が悪い」という中、きちんと自分に向き合い、自分の反省すべきことは反省した上で将来を考える彼らの態度に非常に好感がもてた。