エルミタージュ美術館の創立は1764年、エカテリーナ2世がベルリンの実業家ヨハン・エルンスト・ゴツコフスキー(1710-1775)から317点の絵画を取得した年とされています。
エルミタージュの1万7千点にも及ぶ絵画コレクションのなかでも、特に充実しているのが、オールドマスターの作品群です。オールドマスターとは、16世紀ルネサンス時代のティツィアーノ、クラーナハなどから17世紀バロックのレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシェなどに至る巨匠たちを指します。
本展は、出展される油彩85点すべてがエルミタージュ美術館の常設展示作品、すなわち美術館の顔ともいうべき作品群です。展覧会では、選び抜かれたこれらの作品を国、地域別に展覧していきます。西洋絵画の王道ともいえる珠玉のコレクションは、まさにエルミタージュ美術館展の決定版といえるでしょう。
2017/5/30
友人に誘ってもらい、エルミタージュ美術館の絵画を見に行きます。
六本木ヒルズ に着きました。
大勢の人でにぎわっています。
森美術館 入口
大エルミタージュ美術館展 ポスター
大エルミタージュ美術館展 一押しの絵はこれだそうです。
エルミタージュ美術館を作った ロシアの「エカテリーナ二世」
権力を象徴する豪華な衣装で威風堂々。
ウィギリウス・エリクセン《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》
中に入って、すぐのこの絵だけは撮影できます。(フラッシュ不可)
めも:2017/05/30 SW001SH で撮影
今回の展覧会では バロック~ロココ時代の絵画が並びます。
国ごとの展示はわかりやすく、お国柄が伝わってきますね。
TVで「ぶらぶら美術・博物館」を先に見ておいたのは、役に立ちました。
ルカス・クラーナハ《林檎の木の下の聖母子》は、色が鮮やかでインパクト強すぎ。それに お顔が観音菩薩とかお釈迦様とかに似ていないかしら・・・。
ため息が出るほど素晴らしい絵が多いんだけど、風景画にはあまり好きなのがなくて ちょっと残念。
それにしても ずいぶんいろんな絵があるなぁという印象です。
もし 貰えるなら! 迷いますが・・・、(真剣)
一番好きなのは、「ポンペオ・ジローラモ・バトーニ《聖家族》」。
二番目と三番目に好きだったのは、タイプの違う若い女性の肖像画。
ポスターになっていた ジャン=オノレ・フラゴナールとマルグリット・ジェラール《盗まれた接吻》、カットされていない実物の絵は、軽やかな動きや画面の奥行き感に物語が感じられて 見れば見るほど惹かれていきます。
閉館まで ふた巡りしてゆったり見ることができました。
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エルミタージュ美術館 - Wikipedia
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エルミタージュ美術館 - ストリートビュー
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エカチェリーナ2世 - Wikipedia
・ BS日テレ ぶらぶら美術・博物館
2017年5月19日 「大エルミタージュ美術館展」
美の百科事典から傑作来日!
~ティツィアーノからレンブラント、ルーベンス…巨匠たちが夢の共演!~
参考
国立西洋美術館 過去の展覧会
エルミタージュ美術館展
1977(昭和52)年9月10日- 1977(昭和52)年10月23日
会場: 国立西洋美術館
主催: 国立西洋美術館、京都市、毎日新聞社
出品点数: 絵画42点
入場者数: 216,206 人
巡回先: 京都市美術館