こんにちは~!
今年はすっかり船にハマっている私は、東京湾を行きかう数々の船を、普段より間近に見るために、東京湾の最狭部、「浦賀水道」を形づくっている「観音崎(かんのんざき)」 横須賀市です へ 行ってまいりましたー
台湾の手前で、直角に東へ曲がった`台風18号’ が日本列島を縦断した翌日。三浦半島では、午前中は南風が強かったものの、上空は雲一つない真っ青な広ーい空が広がり、東京湾の視界は、素晴らしく良好でした
お良しが出かけたのは、上の地図で、「浦賀水道航路」と書いてある、「道」の字のあたりです。「観音埼灯台」の足元に陣取り、東京湾の出船入船を間近に目にできました
9月27日追記 この記事を見てくださった方から、正しい解説をいただきましたので、その点は色文字で補足してあります。
行ったのは、9月18日。「17時台に、飛鳥Ⅱが通る」という情報をキャッチ 夕方から、カメラと双眼鏡を持ってでかけました。
京浜急行線 本線の「馬堀海岸」駅から、「観音崎」行きのバスに乗って終点までGO
このバス路線は、めちゃくちゃ眺めがいいので、外側の一番前の席に座り、海を眺めつつ揺られていると・・・
あれれーのれー 沖合はるか横浜方面に、白い大きな船を発見 「飛鳥Ⅱが来る時間には早いんじゃなーい」と慌てちゃいました
でも、すぐにいつもの通り、船のエントツマークを、目を細めて見てみると、船型からして、もしや「ぱしふぃっくびいなす号」ではないかということに気がつきました!
ぱしふぃっくびいなす号が観音崎を通過するまでに、バスは、なんとか終点到着が間に合いそうでしたので、お良し一安心 飛鳥Ⅱじゃなくて、ぱしふぃっくびいなす号の通る日なのか不安になりましたが、観音崎灯台下で、ぱしふぃっくびいなす号を撮影することに成功しました
向こうから来る「ぱしふぃっくびいなす号」
はい!こちら、ぱしふぃっくびいなす号 26594トン 183.4m(日本クルーズ客船 船籍)です。
船首に船名が確認できます。お良しがいつも見ている 北下浦海岸からは、遠くてとても無理なことですが、ここでは目の前をゆくので、双眼鏡があれば、良く見えますよー
船尾。「ダイヤモンドプリンセス号」と違って、絶壁お尻ではありません 読者のみなさんも、エントツのマークを覚えておいてくださいマセ!
千葉県の「東京湾大観音」像も、見下ろしていますね。(房総半島の山の上に立つ白いもの。わかりますか?)
観音崎公園という所は、日本の要塞でございます。東京湾の防備の遺構がたくさんあります。
これは聖武天皇時代にさかのぼる洞窟です。
もっと岬の奥の方にも、古代の住居跡が発見されました。`貧しい人々の住まい’ だそうです。でも、お魚は豊富に獲れたんじゃないでしょうか!
観音埼灯台です。中を見せてもらえ、上まで上ってあの欄干から見る海は、爽快そのものです! 海に突っ込んじゃいそうな気分です。下から海を見るより、広々した海上を眺められます。全身 風に吹かれて、ちゃんと ひっつかまっていないと落っこちそうな感覚になります。
ぱしふぃっくびいなす号を見送ると、飛鳥Ⅱは来るのかなぁ・・・と心配になりました。・・・が、が、が!!!
横浜港の方向を遠望していて、横浜ベイブリッジから何か大きなビルみたいなものが出てくるのを、わずかに確認したお良し。
双眼鏡で見てみると、 わぁーい 飛鳥Ⅱ みたいですぅー
方向転換して、こちらへ向かってやって来ます!
飛鳥Ⅱが浦賀水道まで到達するにはまだ時間がかかりそうでしたので、灯台の立つ丘の上に登ってきました。
このような曲がりくねった道を上がります。
とにかく地層がユニークで迫力!
洋菓子の焼き菓子「バゥムクーヘン」のような地層。三浦半島の激動の歴史を見せつけてくれます。(三浦半島では、あちこちで このような褶曲地層が見られます)
観音埼灯台。 写真から、もう夕刻だということがわかると思います。
あたま。
ちゃんと、「東 西 南 北」という形の、方向矢印が乗っています。
あそこは・・・???千葉県だと思います。木更津の方かな?
いやいや? 神奈川県内かも・・・???
物知り博士さんから教わりました 新日鉄 君津工場 だそうです。(千葉県君津市)
高い所から見ると、海が広々と見渡せます。
灯台を背にして。
風当たりが強く、木も育つのがタイヘン
観音様と、「君津丸」
クレーンが頑丈なので、鉱石運搬船とみられるそうです
これはたぶん ごみ運搬船ではないか?と。(クレーンの形・規模から判断されている)
お腹にたくさんコンテナなどを積む`RORO船 ’、「シルバーストーン・エクスプレス丸(号)」
井桁のマークの船
コンテナ 7~8段 × 17列 × 奥行何列 も積んで、あの台風の嵐の中を航行してきたの
父に、「暴風に遭ったら、海上で止まってるの?」と質問したら、「止まんないよぉー」と、一笑に付されてしまいました・・・
どんなにか揺れたろうに、お荷物がっちり固定の、「マリン・アトランティカ号(丸)」
転覆しないのは、船内にも荷物を積んでいるし、船底には鉛の板が敷き詰めてあって、底の船室に水も入れたりできるからだそうです
こちらも、船尾に折りたたんだスロープが付いている RORO船。大きな船です!
「武玄」。ぶげん 。どこへゆくのかな?いってらっしゃい、ごくろうさま
・・・こうして、次から次へと、スイスイ航行する大きな船を見送っていると、なんとなく・・・
「あぁ・・・、あのすべての船に、船長さんがいて、乗組員さん達が動かしているんだなぁ。」と想いにふけりました。
おー待たせ いたしましったぁー いよいよ「飛鳥Ⅱ」が近づいてきました! well come
海を大きく入れた写真と・・・
空を入れた写真
トンビも写っている どちらが良いですかねぇ
はい! 船首の船名も鮮明に (こんな場面でダジャレ攻撃)
日が暮れてきて、エントツの下の船名表示にも、灯りが入りました
私にはおかしな癖がありまして、どーしても、`救命ボートの数 ’ が気になり、必ず確認しちゃうのです
乗客乗員全員を救える数の救命ボートがなかった・・・という、タイタニック号のお話をトラウマとして、気になってしょうがないのデース
さきほどご紹介した、「マリン・アトランティカ」とすれ違い。どちらも大きなお船です!
この近さですれ違って、波の影響は受けないのかな?
どんどん明りがついて、美しい飛鳥Ⅱは、東京湾を出ていきました。
飛鳥Ⅱの船尾も、絶壁ではありませんね。飛鳥Ⅱは、50142トン、全長 241m 日本の、郵船クルーズ所属です。
11万トン以上ある「ダイヤモンド・プリンセス号」は、船尾が垂直でした。
やっぱり、船はこういう昔ながらの姿が好きだなぁ~
この日に見た、「ぱしふぃっくびいなす号」と「飛鳥Ⅱ」ぐらいの船がいいなぁ~ と、自分の好みがわかりました。
お良しは、30代の頃に、キラキラと夜間航行しているのを偶然見た、「クリスタル・ハーモニー号」という客船が好きだったのです。ブロマイドまで持っていたぐらい好きでした このごろ見かけないなぁ・・ どこか外国に行っちゃったのかなぁ・・・と思っていたら、このように船の記事を書くようになって知ったのです!「クリスタル・ハーモニー号」が改装されて、「飛鳥Ⅱ」になった!という事実を ぎょえーーーそーだったのぉ・・・いわれてみれば、似てるかも・・・。
お良しの立っている観音崎公園。
こんな場所から見てました(ちゃんと護岸の上)。ときおり、お良しの足元に、波しぶきがピシッとかかりました。
横浜の方向。台風一過の晴天が、夕方まで続きました。東京スカイツリーも見えていたんですよ~!
でも、富士山は見えなかった・・・残念!!! (写真中央 日本第2位の高さのビル 横浜ランドマークタワー 296.33m)
日が沈んで、カモメやトンビがねぐらへ帰り、かわって夜行性の`サギ’ 類が姿を現しました。
サギのお尻と脚が見えますか? ツルみたいに大きなサギでしたよ
観音埼灯台にも火が入って・・・
お良しは家路につきました・・・。
ほんとうは、灯台の灯が、光跡(一条の筋)となって見えるまで、ここにいたかったのですが、まわりに人が少なくなって、暗ーくなってきたので、犬の散歩の人にくっついてバス停まで急ぎ足しました
9月の3連休だったから観光のお客さんもいっぱいで、さらに意外と近所の人がたくさんウォーキングや犬の散歩に来ていました。観音崎京急ホテルにも、あんなに多くのお客さんが来てるんだなぁと驚きました。日が短くなった、三浦半島の東のはずれの公園で、夕方は寂しいかな? と警戒していましたが、にぎやかで安心しました。ゴミも捨てられていなくて、マナーの良さに感謝です。
帰りのバスの窓から、走水漁港の藍色の空を、トンビよりも優雅に、悠然と飛ぶ 大きな羽根のサギの姿が見えました。(文中 走水漁港 ← はしりみずぎょこう)
走水の海も、茜色と紺色に、灯りが見えました・・・
おでかけ日・・・2017年9月18日敬老の日
帰りのバスの窓から
観音埼灯台 下の風景が見られるサイトを見つけました。
松任谷由実さん『よそゆき顔で』ユーチューブへ 2番の歌詞が表示されたときの背景が、横須賀市の観音埼灯台です。お良しが船の張り込みをした岩礁脇の歩道が見えています。観音埼灯台の画像の直前が そこから見た東京湾の海ですよ~
上記の ユーミンの曲内の画像の、出典元はこちら 丸屋空撮さんのユーチューブ映像 空模様シリーズ17(観音埼灯台の巻)BS日テレ採用映像
お良しの船観察記事からはちょいと外れますが、三浦半島の県立観音崎公園と観音埼灯台(`ざき’ の字が違うことにご注目。灯台には`埼’ の字を使うそうです)も、ご覧いただきたいです