お良しが住む「三浦半島」。久里浜港(くりはまこう)からフェリーに乗って、東京湾を挟んだ対岸の「千葉県富津市(ふっつし)」の金谷港(かなやこう)まで、愛車(マウンテンバイク・・・自転車) サンシャイン号とともに、1dayサイクリングへ行ってきました そのリポートの後編です。
この旅の目的は、「三浦半島南部の海岸からいつも見ている、房総半島上空に掛かる大きな積乱雲が、あっちから見たら三浦半島上空にもあるのか」ということをこの目でカクニン したいということです。
で、それは、今年のパッとしない夏の日では、クッキリハッキリ の日を選んで行くことができなかったので、旅の決行日の8月13日は、三浦半島には入道雲がありませんでして、ざーんねん
じゃあ、金谷の町を探索するか と、サンシャイン号で ぷらりと走り出しました。
最初の写真は、JR内房線の「浜金谷駅」前の風景です。お盆休み期間でしたので、千葉の人や、観光の人らしき方々が、普段よりたくさんいらっしゃっていました。電車の本数が少ないので、お客さんがいないときはまったくいないのです。駅員さんも、内房線の小さな駅では、無人の時間帯が多いのですよ。
空を見上げると、たくさんのトンボ ゆったりと乱舞していました
サンシャイン号の足元には、ネコジャラシがふわふわ・・・
浜金谷駅前に立つ、この案内看板。ひじょうに的を得ていて、わかりやすいです
「現在地」である駅から、地図でいう ちょっと上、「郵便局」前を通って川を渡り、「肉屋」「薬局」が並んでいる中通りを抜けて、「魚市場」の方まで行きました。
浜金谷の旧道は、生活感がいっぱいで、漁港という点でも、三浦半島の三崎漁港の町と、感じが似ています。
こういう細い脇道は、神奈川県鎌倉の雰囲気も感じられますね。昔からの集落なのでしょう。
かと思えば、こんな南国の雰囲気の場所もあり( ^ω^)・・・
集落からは、鋸山(のこぎりやま)の、旧石切り場がすぐそこに迫って見えています。
徒歩でも、ロープウェイでも、山頂まで登ることができます。お良しも、2度ほど行きました →
絶景デス 張り出した岩の上に立てる「地獄覗き」。ぜひ 見下ろして、ビビッてくださいハッハー
そんな石の町なので、民家の塀は、このような石塀が多いですね。確認しませんでしたが、この石は、鋸山から切り出したものでしょうか?
ほかから持ってくる理由がないから、たぶんそうかな。組成は何の石でしょうか???
そんな石の町並みで、こんなものを見つけました
南側の旧道の入り口から、「みなさん、ご覧ください!」というふうに、ところどころに道沿いに並んでいる、彫刻です
最初は、「貝」
「たわわわわ」
「あじ実」 頭にボツボツ模様があります。
お魚屋さんの店先にあった、「魚」
浜金谷駅に立つ、「想い」
これ以上は見つかりませんでしたが、もっとあるのかな・・・
素朴なまちなかに、このような遊び心といいますか・・・。目を皿のようにして見つけながら、自転車をのんびり走らせて巡って、楽しかったです
14:20出港の、久里浜行き かなや丸 に乗るため、金谷港へ戻り、広々した港内で360度の景色を眺めました。
さっき、まじかで見上げた鋸山
夕日が見える突端には、このような「恋人の聖地」という鐘があります。 カランカラン
(恋人じゃない人が、スマホで記念写真を撮っていました。元 恋人同士?)
積乱雲は見られませんでしたが、晴れてくれたので、終日、三浦半島がよく見えていました )
暑くてへばってきたので、持っていった栄養補給飲料「メイバランス コーヒー味」で、体力回復をはかりました (金谷港改札にて)
時間待ちに任せて、見回していると お船のご紹介パネルが。
開業以来、一回も!事故を起こしていない、東京湾横断フェリーです
なんたって、一日540隻の大型船が通る海を、何度も突っ切るのです!海上状況が悪いと、すぐに大事をとります。
「14:20発、久里浜港行きかなや丸、まもなくご乗船手続き開始となります、お車・バイクのお客様は、お戻りください~」とのアナウンスがあり、
やってきました かなや丸 (ここまでアップで撮ると、三浦半島がすぐそこに見えちゃいますが、いやいや!実際は遠くの方ですヨ)
フェリーは、前編でも書きましたが、金谷港の中で、くるっと半回転して、車が出ていく方向へ出口を向けます。
その模様を動画で撮りたかったのですが、自転車についていなくてはいけなかったので、撮影できませんでした。
見事に、ぐるーーーーん パッ! って、接岸するんですよー スバラシー 拍手 拍手~ あの勢いで、よくまぁ、ガンッ!!!!! なんてぶつからないものです。さすが、プロです。ぶつかったら、夜のニュースになっちゃいます ・・・関係ないけど、このごろ、船や飛行機の事故が多いですね・・・。
名残惜しい南房総に別れを告げ、またまた自転車のお客さん一番乗りでかなや丸に乗り込むと、迎えてくれたのは、サイクル漫画『ろんぐらいだあす』の主人公、亜美ちゃんのパネル 一緒に撮影どうぞ!って書いてあるから、ブースカとパチリッ!
かなや丸 船内は、一部 ホテルのロビーみたいになっているから、初めて見るらしきお客さんたちは、
「・・っえー・・・何ここ・・?」と、恐る恐る。でも、目が期待で笑っている。
「え? ここ座っていいのかしら・・・」と、恐る恐る。でも、嬉しそう。
お良し、心の中で いいんですよ 特別料金はいらないんですよ!
みなさん、座ってしまえば、ソファーに深く体を預け、足を投げ出して、食べたり飲んだりスマホをいじくったり。窓辺の人は、外を見ながらお食事。
(★注★ 東京湾フェリーには、特別室があります。わずかな足し料金で、ご家族一族のみなさんや、団体のみなさん、個室でどうぞ)
で、そんな かなや丸からは・・・
かもめがお見送り~ 窓のすぐ外に飛んでくれて、みなさん大喜び
(私も、窓枠内からよく、ばっちりシャッターをきったものです)
午前中行ってきた、足湯があった「漁師料理かなや」も、すぐ近くに見えました! おおーっ!いい場所に建っていたんだなぁ~。
帰りの船でも、かもめの乱舞はお客さんに大人気
帰る頃に、やっと、雲の下にいるような景色に
よよよよー???
なんだか、かなや丸、進む方向が変
・・・と思って不審がっていたら
あぁ~、大きな船を先に行かそうと、調整していたんですね。左の方からは、しらはま丸がやって来ます。
しらはま丸も、われらの船も、大型船の後ろを通過。
海には信号機がありませんので、東京湾管制センターから、大型船に、「フェリーが通りますから気をつけてください」と、連絡が行くんだそうです。
もちろん、目視でも、ちゃんと見ています
でも、そんなわけで大きい船をまじかに見られて、気分がさっぱりするんです(お良しの場合)
はい!ここからは、またまた、東京湾を行きかうお船特集~
白くてきれいな船がやって来ました。
お良し、この船には、見学で乗ったことがあるので、すぐにわかりました!
ピースボートクルーズの、「オーシャンドリーム号」です~
つくづく感じましたが、白い船は、大きく見えて、とにかく目立ちます ステキ~ うひゃひゃー 目の肥やし
この日は、たぶん、横浜港から神戸へ行くのでしょう。
沖合では、かもめでなく、トンビが監視! ずいぶんと遠出するんですねー せっかく捕まえたお魚、道に落とすんじゃないよ~、タイヤが滑っちゃうんだから
ちょいと遠回りしたかなや丸は、まぁるい軌跡を残しながら、久里浜港に向けて進路をとります。
オーシャンドリーム号、さようなら~
デッキに固定のサンシャイン号のもとへ。
このスロープを、ほかのサイクリストさんたちと、スイスイーっと下り、船の旅も終わり。
(スロープを走り下りる景色、素晴らしく爽快でした 脳裏に焼き付きました!)
久里浜港客船ターミナルで、かなや丸内で買った`よこすか海軍カレーパン’ と、缶コーヒーで一息 やれやれ・・・。
家まで自転車を漕いで帰らなくてはいけないので、ここでまたエネルギーチャージです。冷房が効いた所で、体力を回復
かなや丸が、またしても南房総へ向けて旅立っていきました。
乗船下船を采配している職員さんも、朝からいらした方々で、たいへんごくろうさまです。
フェリーも、ピストン輸送で、ごくろうです! 久里浜港発は19:15発が最終便です。
お良しは、7月11日にスイカを買いに行った、野比の「東山崎屋」さんでまた一休止
ご主人は、私のことを覚えていてくださって、「スイカは7月20日ぐらいまでしかないから、覚えておいて、また来年来て~。どっかに送るなら、電話で問い合わせてちょうだい。」と教えてくださいました。
店先では、近所の人たちが(お客さん)、七輪を囲んで、イカや野菜類を焼いて、一杯やっていました それを、むかいの椅子に座ったおばあさんが眺めていました。なんとも和やかで、いい雰囲気の光景です
この平和を、永遠に!!!
北下浦海岸まで帰ってくると、鋸山が見えました。
行ってきた所を、こうして見ることができるなんて旅は、そうそうあるものじゃないと思います!スバラシー
鋸山を見るお良しの背後には、昔ここに暮らした、牧水の歌碑が建っていて、鋸山を詠んでいます。
海越えて 鋸山はかすめども 此処の長浜 浪立ちやまず
どうもありがとう、今日の日よ・・・。
お土産~
千葉といえば、落花生! 素焼きのピーナツは、粒が小さいので、純国産!なのに600円+税。お買い得の掘り出し物でした!
ピーナツ饅頭は、ピーナツの味が美味しい、餡がいっぱい入っていました。最中バージョンもありましたよ。
今も、毎日すこしづつ食べています ピーナツの油脂は、良質で、栄養があるのです。
あと、写真を撮る前に食べちゃったけれど、房総名物「お魚バーグ」も、イワシを買い、美味しくいただきました。
東京湾を渡るなら、アクアラインも良いですが、ぜひ、国道16号線の海上ルートでもある、東京湾フェリーの、すがすがしさも、味わってみてほしいです
東京湾フェリー HP フェイスブックのバナーに、動画も投稿されているので、航行する様子を、乗った気分でご覧いただけると嬉しいです
自転車往復運賃 2180円
最後までお読みいただき、ありがとうございました。