全国のみなさん誰もが、学生時代、歴史の授業で、1192年いい国造ろう 鎌倉幕府 のことを習うと思いますが、それにつづく、相模の国を治めた 小田原北條氏の居城、小田原城下で毎年、小田原市最大の年間行事としておこなわれている、「小田原北條五代祭り」に、お良しは初めてでかけてきました
それは、3月だったと思うけれど、新聞記事でこんなのを見つけたからです
同じ年に生まれた、慎吾ちゃんが大好きなお良しは、ぜーひ会いたいと思いを募らせ、きっと連休で混んでいるに違いないのに、混雑覚悟で行ってきました
小田原へ行くには、久里浜からJR横須賀線で大船駅まで行き、そこで東海道線に乗り換え、神奈川県の南部東の端っこに住んでいるお良しは、西部端っこの小田原まで2時間の旅をしなければなりません。横須賀線に乗っていると、「東海道線が品川と川崎の間で人身事故で電車に遅れ・・・」などという情報が・・・ 「っえーまさか小田原行けても帰ってこられなかったりして・・・」と、不安に思う。大船に着いたら、トイレに行こうと思っていたんだけど、遅れている東海道線がすぐに来る、これに乗らなければ50分待つ、という構内アナウンス。混み混みの東海道に、ぎゅうぎゅうと乗り込む。覚悟の上だ。
ゴールデンウィーク中は、お良しの住む町は、行楽に来た人たちで、機嫌のよい人たちが穏やかーに過ごす、というのを目にしているので、混んだ電車の中で、オバサンが、「そーんなに押したって、もう後ろに下がれないじゃないのよー」と怒っていたり、小田原到着の混雑したホームで、オジサン同士が大声でケンカしているのが聞こえてきたりすると、「ああ、やっぱり混んだところでは、小競り合いがおこっているんだなぁ・・・」と、思うお良し。
東海道線は、大船から混んでいたけれど、途中、藤沢市の辻堂という駅で結構降りてしまい、(前に座っていたオジサンの、奥さんへの解説では、辻堂にはブランド物などのお店が入った商業施設ができたからね、ここは今 人口増加地域なんだ、とか)、平塚でも降りました。小田原到着の頃にはぎゅうぎゅうづめは解消していました。お良しも平塚からは座れたし。
外へ下り立ったのは20年ぶりぐらいの小田原駅ー すごーい近代化しちゃって、ビックリ 20年前は、駅改修工事していましたが、木造っぽくて、駅は地下道の先で、両側にお土産屋さんが並んでいた記憶。小田原のお土産と言えば、かまぼこ・梅干・海産物の干物などが有名。
着いてすぐ、あんこがいっぱい入った、名物のあんパンを売る、「守谷のパン屋」さんを訪ねましたが、お休みでした。確かに、連休中に営業していると、忙しすぎちゃって大変かも・・・
そしてお良しは、頭の中に入れてきた小田原の街を小田原城へ向かって歩き出しました。祭り期間中なので、案内板や警備の人、スタッフさんなどがあちこちに配置され、わからないことはそれらにたよればよし!
小田原には何回か来たことがあるし、天性の方向感覚の良さから、すんなり小田原城天守閣まで到達 平成の大改修を終え、5月1日に、リニューアルオープンしたそうで、真新しい天守には人がいっぱい
本丸には、さすがに大木がたくさんあります。
常盤木門(ときわぎもん)。小田原城 本丸の正門。もっとも大きく、堅固に造られた、ということです。
常盤木門の石積み。
二の丸に下りてくると、市中パレードに使われるお馬さんたちが、幕でおおわれて 落ち着いていられる隅っこの方で、おめかしされて、スタンバイしていました。お尻しか見えなかったけれど・・・ 二の丸広場、三の丸広場、銅門広場などでは、戦国時代の戦いに関するパフォーマンスや、小田原うまいもん巡りや、鉄砲・忍者演技、などなど、朝から行事が目白押しだったみたいです。
お良しは、小田原城の姿と、柳沢慎吾ちゃんを目当てに来たので、お昼ぐらいに小田原に着きました。
お城を出るのにお堀を渡り、いよいよ13:30からの市中パレードの陣取りにそなえます
この橋の上は風が強かった~。まわりのおとーさんたちが、子供たちに、「ほら、帽子を飛ばされないようにしなー」と、声をかけたので、お良しもすかざず、帽子のつばを押さえました
チラシももらったし、事前に、小田原のHPを見て、パレードの見物場所のすいている場所を記憶していたので、そこへ向かいます。途中、「大手門跡」というところで、大きな鐘楼を発見 さすが城下町。そこここに風情が残ります。 そばには、神輿もとまっていました。この神輿も、パレードに参加することになります。
「なりわい交流館」というところの前で、お囃子をやっていました。自分もお囃子をやっていて、お祭り好きのお良しは、大喜び
で、ここの近くでパレードを見ることにしました。
最初にやってきたのは、甲冑姿に身を包んだ、合田 雅吏さんという、小田原ふるさと大使の俳優さん。写真は撮らなかったけど、反町隆史さんみたいな雰囲気の、背の高いイケメンでした。
そして すぐにやってきたのが、この陸上自衛隊の音楽隊のみなさん。
子供たちの甲冑隊・女の子のなぎなた隊、忍者隊、などが続き・・・
来たー 慎吾ちゃーん 北條氏初代 北條早雲役 もう、観客総立ちの大盛り上がり
慎吾ちゃんも、マイクを付けて、声が聞こえるようにしてくれています。
お良し、すかざず、この手作りプラカードを慎吾ちゃんめがけて広げるすると、慎吾ちゃん、馬をとめて、目を大きく見開いて、読んでくれたんです そして、「ホント?ホント?」って、自分の胸と私を指さして、にっこり笑ってくれました。だーい感激 慎吾ちゃん、読んでくれてありがとう~ お良しの周りの人たちが、「なんて書いてあるの?」というのでお見せしたら、「良かったねぇ」 パチパチパチ と、拍手してくれました。小田原の人たちと親交も深められました。小田原の人たちも、いい人でした。「三浦半島から来ました」というと、おばちゃんが「私、三崎大好き」と言ってくれました。どうもありがとう。私も、小田原 大好きですよ。
そのあとも慎吾ちゃんを追っかけ、動画を撮りました。
駅へ向かう帰り道、スクランブル交差点で、ものすごい人で進まなくなり、赤信号で足止めをくったお良しは、そのおかげでラッキーにも、慎吾ちゃんの隊列に再び偶然出会えました
「おばちゃん元気ー?」 とか 「おとーさん、うるさい!あー!」 とか、終始、愛嬌を振りまいていました。沿道からは、小さな子供まで、「あばよ、あばよ」 の連呼が続いていました
初代の慎吾ちゃんの後ろに続いている、2代から5代までの出演者がかすんでしまっていました。それほど ものすごい盛り上がりでした
パレードコースは2.7キロで、直線コースでなく、周回コースだったので、お城から離れるほど人が少なく、観客はばらけていたのですが、さすが900万人も住んでいる神奈川県。みなさん どっからおいでになったのか、なんか、大きな神社仏閣の初詣みたいな様相でした。
駅までの道は、小田原に詳しそうな人にくっついて歩いたので、地下へ入り、さっさと駅へたどりつくことができました。小田原の地下街もこんなにキレイになったのか と、しばし 感嘆。
素朴だった昔が懐かしい。
改札口では、巨大な、名物 小田原提灯がお出迎え!
15:06発の小田原始発の湘南新宿ライン高崎行きに、座って帰れたお良しでした。
帰りの車窓から、遠くなっていく、大きな箱根の山々や、慎吾ちゃんの面影に別れを告げました。
東海道線に乗って気が付いたこと・・・・小田原駅の出発を告げる曲が、「お猿のかごや」、平塚が「七夕」、茅ヶ崎が サザンオールスターズの曲だということ
自分でもよくあんな遠いところまで行ってきたな、という楽しい旅でした。昼間は暑かったけれど、帰りに地元の駅に着いたら、寒い風が吹いていました。周りの人が、「なんか寒くなったね」と言っていました。
来年も慎吾ちゃんが出るなら、また、プラカード作って行くよ 慎吾ちゃんのパレードは終わったけれど、関連行事は、5日まで続くようです。
5月6日に追記・・・職場の先輩から聞きましたが、小田原城の5月1日 平成の大改修後のオープンに訪れた6500人分の入城料は、熊本城再建のために、熊本に寄付されたそうです。