「台風10号」の影響で、晴れたり 強い雨が降ったりを繰り返している 三浦半島からこんにちは!
ただ今 2024年8月下旬、ノロノロ台風10号によって神奈川県内もかなりの降雨に見舞われております。
特に西半分の地域は、 東半分にある三浦半島・横浜・川崎とは違って 地形が高い山地となっております( 丹沢山系とか箱根の山々など )。
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神奈川県の中央に、ちょうど西と東を分けるように「相模川」( さがみがわ )という大きな川が流れておりまして、 山地から流れ下る その最下流域・河口付近にある「平塚市」( ひらつかし )は ひどく冠水している模様です。
そこでちょっと思い出したことがありまして、記事にする次第です。
自然界に興味がある私は、コロナ禍が始まった頃に このような講座をZOOMで受けました。
横須賀市のコミュニティセンターが開いてくださった3回シリーズのオンライン講座でした。
( 企画は生涯学習センターだったのかな?)
講師は川の河口付近や、海岸部に漂着する生物(生き死に関係なく)や物品( 草木、海藻、人間による いわゆるゴミといえる物 )の調査や片付けを行っている方です。( 漂着物は、海からも陸地からもやってくる )
パソコン画面に講師が登場して、たくさんのスライド写真を見せて解説してくださいました。チャット機能で質問もできましたよ
専門家さんのお話ですので知らないことが多くて驚くばかり、でも楽しく学ぶことができました。
考えさせられました。
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まだまだ油断ならない「台風10号」の接近ですが、神奈川県の相模川では 大雨が降ると上流から様々なものが流されてくるといいます。
河口の海岸線( サザンオールスターズの歌によく出てくる「湘南海岸」の一角 )には
・ ニホンジカ
・ イノシシ
・ タヌキ
・ モグラ
・ リス( クリハラリス ) 最近増えている タイワンリスのことかな?
・ ネズミ
・ ドブネズミ 増水すると、川のそばにいる動物は流される
このあたりまでは分かる気がしますよね?
しかし、このあとが・・・
・ イヌ
・ ネコ
・ ハクビシン
・ アライグマ
・ ハリネズミ
・ アナグマ
飼っていたものが逃げ出したか、捨てられたかした愛玩動物と思われるそうです
相模川河口で発見されたのかどうかは、私のノートにメモし忘れていますが 日本にはいない昆虫の「ヘラクレスオオカブト」なども海岸に漂着していたこともあったそうです
大河川だと、いろいろなものが流れてくるのですね
大型動物の場合、その死骸を放っておくと 内臓が腐ってガスが溜まり、最悪 バクハツすることがあるので、人的被害を防ぐためにも 早期に見つけて処理する必要があるのだそうです
それも、砂浜に素直に寝っ転がってくれているならマシだけれど、テトラポットの隙間や 護岸の隙間などに 草木とごちゃ混ぜになって引っかかっている場合は、近づくのも 取り出すのも大変な作業だといいます。
実際の写真も見ましたが、想像しただけで すごい世界でビックリです
漂着物からわかる問題の根深さ と共に、こういうお仕事をされている方もいらっしゃるんだなぁ・・・と、しみじみ驚いた講座でした。
講座の内容・画像・資料は門外不出、SNSに上げたりしないでくださいと厳重にお達しされていましたので 今も詳しくは話せませんが、今回の河川の大増水に関係した事柄だけちょっと書いてみました